楽しむために生まれてきた

楽しむために生まれてきた

美濃手漉き和紙職人、宇宙研究家、nekozのボーカル、ホーミー、タンクドラム担当、百姓見習い。

むかーしむかし。

 

紙漉きさん、アウトレイジに出てきそうな風貌、雰囲気を持った肚座った人たちばっかでした。

 

工業化、欧米化、暮らし方も変わって気付けば絶滅危惧種として扱われるようになりました。

 

それを見てこれはすごいことやってるからとエライ人達が、表彰して、仕事を作って、守らなければと仕事場まで用意してくれました。

 

おじいさんは、伝統を残すためと弟子をとり、エライ人たちからお米をもらい。

 

弟子もお米をもらい伝統の旗の名の下に仕事を続けるのでした。

 

おばあさんはお国のためといい必死でいい紙を作るのでした。

 

寄り合いで、これおかしくない?と言う人は煙たがり、村八分。ラーメンは三分。

 

1300年の時が経ち、紙漉きの人たちすっかり、言いなりの従順な人達ばっかになりました。

 

めでたしめでたし。

 

 

 

茅葺き屋根の葺き替えの世界では、今まで民家の茅葺き屋根が、葺き替えうまくまわっていたところが、補助金や国がサポートし出した結果、出回っていた萱が、力のある大きくて、お金のあるところに集積され、民間の屋根に使えないという事態が起こっていると。

 

 

プレカットや大手ハウスメーカーが主流になった家屋では、手刻みが出来る大工さんがいなくなり、土壁の原料を作る泥屋さんがいなくなり、竹子舞で使う藁縄を編むのは今や80歳のおばあちゃん一軒だけと。

 

 

戦争中に美濃和紙の技術を持つ漉き手さんがフィリピンやどこかに行った時、その場にある植物で、揃えれる木材で簾桁を作り、紙漉きを教えてたと。

 

千田崇統は、今年紙漉きでスイスに行くんだと。

 

 

あるもので、出来る。

 

自分たちで、出来る。

 

仕事は、生まれる。

 

 

伝統は守るものではなく、おーなんか気づいたら続いてたやんって。

 

やりたいから、漉きたいから、喜んでくれるからやってこれたって。

 

 

 

恩を売ったり、顔色伺ったり、言いなりだけのものつくりなんて嫌だーーーーー!

 

 

 

 

 

このブログはフィクションです。

 

 

真実は、あなたの目と肌で感じてください。

 

千田崇統