Lineが実施した新型コロナアンケートは2400万人が回答した。

結果の一部がここに発表されている。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10798.html

 

そもそも2400万人が回答したアンケートなど、これまでの人生で見たことがない。

確かに、Lineを使っている人という偏りはあるが、8000万人使っているということなので、ほぼ全数対象の調査のように思える。

 

東京を例にすると、全体の0.18%(15歳以上)が37.5度以上の熱が4日以上続いている。この0.18%という数字だが、東京の15歳以上の人口早く1150万人なので、そのうちの約2万人が、そのような熱が続いているということである。

 

もちろん、37.5度以上の熱が4日以上続いても新型コロナウィルスとは限らない。ただの風邪かもしれないし、何か他の病気でそうなっているかもしれない。

 

しかし次の結果を考えてみよう。

 

そのアンケートでは、回答者を6つのカテゴリに分けている。

 

その第1のカテゴリは、

「現状の業務体制では3密回避や社会的距離の確保が難しいと思われる職業・職種 (例:比較的長時間の接客を伴う飲食店を含む対人サービス業、外回りをする営業職など)」

となっている。リスクが高く、リスク回避が困難な人たちだ。

 

一方第5のカテゴリは、

「自粛条件下で、個人での3密回避や社会的距離対策が比較的容易 (例:専業主ふなど)」

となっている。

 

この二つのカテゴリは両極端である。東京の場合に、このカテゴリの人たちで、どれくらいの割合が37.5度以上の熱が四日以上続いているかもわかっている。

 

第1のカテゴリ、0.38% (1515/396853) 40万人のうち、1500人余りが熱がある状態だ。

第5のカテゴリ、0.06%  (265/432198) 4万3千人のうち、265人だという。

 

後者のカテゴリ、データは、少ないが統計的信頼性は、十分高いだろう。つまり、新型コロナウィルス に関してリスクの高い状態の人たちリスクの低い状態の人たちに比べて、熱の続いている人の割合が6倍もあるのだ。

 

これが意味していることは、この熱のある状態が、通常の風邪やその他の病気であることよりも、新型コロナウィルス に関連している可能性が高いということを示している。

 

これが示している現在の東京の状況の、恐ろしい方のシナリオを考えてみる。

 

今日時点の、東京の感染者数は1902人だ。いま、仮に37.5度以上の熱が4日以上続いている人たちの80%が新型ウィルスに感染していることによるものだとしよう。すると、潜在的感染者数は1万6千人だ。

 

すでに確認されている1900人を差し引いた、約1万4千人が新型コロナウィルス による発熱とは認定されないまま生活していることになる。そのうちの、仮に4千人が、自分の発熱が新型コロナウィルス によるものと感考えて、他者との接触を自粛したとしよう。それでも、残りの1万人は、意識しないままに他者に感染を広げていることになる。

 

この1万人が、たとえば平均3日ごとに他1人に感染を広めると、3日で感染者数は2倍になる。

 

これが恐ろしい方のシナリオだ。

 

恐ろしくない方のシナリオは、この発熱のある人の2割程度が新型コロナウィルス によるものだとか、自粛によって他者に感染する割合が、もっともっと小さいとか考えることである。

 

発熱の原因が新型コロナによるものである割合が、半分だとしても、恐ろしいシナリオに近い状態になる。

 

われわれには、決意と覚悟が求められている。家にいよう。