ホットのものはホットのうちがいいなぁ | ちばの日記。

ちばの日記。

千葉恵太の日常だったり、

時々、出演情報だったり。

あと数ヵ月で平成が終わるんですね。

何かと“平成最後”なんて言葉がついちゃったりして、
まるで閉店特売セールかのように、
今しかない!とか、なんかしなくちゃ!とか、
変に焦っちゃって
うわー、なんて流されやすい人間だなぁなんて情けなくなっちゃいます。

なんでもそうなんですけど、
細かく言うと全部が最後なんですよね。

26歳の1/3は、というかこの一秒はもうやってこないわけで。 
同じ映画を観たとしても、1回目と2回目じゃ頭のなかは違いますし、
日々の生活も同じようで、ちゃんと何回目の電車で、何回目の帰宅で、というか、もしかしたら次の帰宅はないかもしれなかったりして。
まぁきっと高い確率であるんですけど。

大きな最後は感じれても、小さな最後は忘れちゃうんですよね。

舞台をやる時に、
まぁ1回きりの公演というのはなかなかないので、
それはまぁ5回だったり8回だったりやるんですけどね、
初日と千秋楽は、最初と最後でやっぱり感じるものはあるんですよ。このお芝居を初めてお客さんに見せる恐怖だったり高揚だったり、あとは今まで作り上げてきたこの作品をもうできなくなるみたいな悲しみと懸ける想いみたいなのとか。
間の数回は蔑ろにされやすいんです。そんな気はないんですけど。全力のつもりなんですけど、どっかやっぱり“次がある”と思っちゃうんでしょうか。
基本的にはお客さんはその1回だけを観に来ます。人生でその人が見るのはその1回のみなんです。
そして、演じる側もその時のその時間を生きるのはその一回のみなんです。
だから、やっぱその時が最後なんだと思うんです。

まぁ要は、手を抜きたくないなということなんですけどね。お芝居にも、人生にも。

だからって肩をつめて生きたいわけではなくて、
自由に心のままにその瞬間を生きたいんです。

その時のベストを自然に出せるというか。
目は死んでないみたいな。

うん。

それが僕の想う

“なりたい大人”

なんだと思うんですよ。

想うんですよ。