Quiet | ちばの日記。

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千葉恵太の日常だったり、

時々、出演情報だったり。

2018/09/14

 

 

今日は昔の共演者の舞台を観てきた。バイト前に。

カフェ公演というかバー公演というかレストラン公演というのか。

食べたり飲んだりできる空間。

地下に降りると、薄暗い空間で、お洒落なジャズが流れていた。

席について、待つ。

照明が暗くなっていく。

少し大きな、何というか、貫禄のある、とはいっても優しさと哀しさが匂う森のような女性が大きな楽器を持ってステージに出てくる。

 

なんと素敵な楽器なんだろうか。もし自分が公演を打つことがあったならばあの楽器を使いたい。

フォルム、音色、どれをとってもアコーディオンは輝いている。

あの音を聴くだけで自分がどこか遠い世界にトリップしたような錯覚に陥る。

そして、そのアコーディオンを演奏するのは森のような女性だ。

これはもう“鬼に金棒”とでもいうのか、この冒頭の数秒だけで心がもっていかれた。

 

お芝居は1部2部と分かれており、どちらも二人芝居。

戯曲は「ギィ・フォワシィ」という昔の作家のブラックコメディ会話劇。

なんとも不条理で途中胸糞わるくなるような描写もあったりするのだが、これが人間であって彼らには悪気はなく、それこそ人間であることが罪で罰なのか、など感じてしまった。

もちろん友人は、素敵な演技をしていた。さすが尊敬する役者の一人。

 

台詞はいわゆる文語で発されており、それもまたまるで小説の中にいるような空気を感じさせてくれるのだが、

そこで違和感、異世界感というのを感じてしまう。

僕はいままで口語での台詞しか体験してきていないため、シェイクスピアなどのような詩的な言葉、日常生活で使わないだろう言葉を吐いたことがない。

きっとそういった詩的な言葉でもまるで日常生活のような言葉にできると思っている。

いつか体現できるような日がくるといいな。

 

別にそういう芝居ではないと思うけど、

次の出演予定の11月の舞台に早く取り組みたい。

 

芝居をみると芝居をしたくなる。

もう少し我慢しよう。

 

ねるねるねるね!