墨攻 (新潮文庫)/酒見 賢一
★★★★★
¥380
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アンディ・ラウ主演映画の「墨攻」とは全く異なる原作に驚きました。本当に全く違います。映画の革離は若様をやさしく諭したり、一人の女性を愛したり、戦いの最中に敵といえど人を殺すことに葛藤を感じたりしていましたが原作の革離は作中にある通りまさしく戦争職人そのもの。心が揺らぐ描写はありません。映画もそれはそれで壮大で楽しめましたが、原作は淡々と書かれそれが却って歴史書の一部を切り抜いたようで一層墨家集団の凄みを感じました。


原作は「墨家」を通して一人の男を紹介し、映画は「一人の男」を通して墨家を紹介したという違いがあるなあとなぜか感慨深く思ってしまいました。。


漫画も存在しているということは知ってるのですがきっと映画よりの作り方なんでしょうね。是非読んで、また違う墨者を知っていきたいと思います。