今の言葉で言えば
わしは完全にヤングケアラーだった
ダメな親父、それを止められないふつうのお袋を自分の人生を削って助けた
昔の長男なんてみんなそんなものだったと思う
ただ、目標に向けてまっしぐらだっただけで
わき目なんかふる余裕なんかなかった
だから、他人とはかかわらなかったし従業員ともコミュニケーション不足になったと思う
でも、これがわしにできた限界だから仕方がない
何度この人生をやり直しても同じことしかできない、これがベストだと思う
わしはこの人生で最善を尽くしたと断言できる
そして、何も後悔がない
誰にも褒められることもないが、誰にも誹られることもない
わしの好きなのは軍師なので、誰にも知られる必要はない
すべてがわしの思う通りに動けばそれが幸せ
明日からは新しい人が来る
その人の出来によってこの先の未来が変わってくる
想定以下でないことを祈るのみ
想定以上であればこの先1年なんとか会社の売却まで持ちこたえることができるだろう
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わしは日本もウクライナみたいになる予定で準備している
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自分が今川のようで悲しい