セットアップとか | 二代目梵天一門 彫和舜

セットアップとか

昨日のハルさんの質問でハッとした事があったので試してみた事があります
160Hzのシェダーマシンでカラーを彫ってみました

メチャクチャ良く入るじゃん!!
ここ数年エイコンやら海外のサイトやらでカラーは100Hz シェダーは110~120Hzが良いなんて話が出てから完全に洗脳されちゃってたって事ですねぇ~
確かにそれ以前はライナーシェダーって種類しかなくてそれで一生懸命仕事してましたから彫れないなんて事はないんですよね
以前フィリップ・ルー氏がビックマグを色んな彫師に勧めていた時、ジャック・ルーディー氏がシングルニードルで仕事していたマシンにビックマグをセットして使ったって言う話を思い出します
良いマシンなら何でも彫れるって事なんですね

で今日は実際に仕事する時のセットアップについて少し書きます

マシンに針をセットアップする時にルーペで針先を確認してますか?
僕は最近まで「別にそこまでしなくてもいいんじゃね?」って思っていたのですが、それは大きな誤りでした
まず22倍以上のルーペを入手して下さい それ以下ですと針先は全く見えません
22倍以上で初めて針先が確認出来ます これで見てほんの少しでも曲がってしまっている針は使わないで下さい
それだけで以前と比べ作品の仕上がりが変わります

それからよく針先を見てブレを確認している人がいますが、それは間違いです
LastGateTattooStudio 刺青師washun
上の写真のように横からニードルバーを見ます
ニードルバーが上下にブレているのが分かりますね ちなみに見やすい様にチップは広く削ってあります
LastGateTattooStudio 刺青師washun
ラバーバンドをビンディングに巻きつけてニードルバーを押さえつけました
ブレが無くなりましたね
この状態で彫らなければムラになります
LastGateTattooStudio 刺青師washun
みなさんお馴染みのサンハヤトから出ている接点復活剤です
どんなにバランスが取れた良いマシンでも使っていればコンタクトポイントが汚れてきて不安定になります
仕事中にそうなってしまうとなにかと大変ですよね
そんな時はこれをコンタクトポイントに一吹きするだけで元に戻ります
LastGateTattooStudio 刺青師washun
スプリングは硬さで曲げ方を変えます 
硬いスプリングは直角に 柔らかいスプリングはカーブで曲げます
一番上が0,7mmで直角に曲げます
下の二つは0,5mmでカーブを描くように曲げてます
フロントバック共に曲げ方は同じです 理由を説明するには図や写真がないと伝わらないと思いますので次回に回します
LastGateTattooStudio 刺青師washun
楽しくなっちゃったのでリビルドしてます
コイルコアとヨークを自作して マシンのアライメントも変えてみました
仮組みしましたが180Hz 44% 7,5Vって感じです
パワーもしっかりあるのでなんでもいけちゃいそうです
早くフレームから作れる様になりたいなぁ
仕事やマシンいじってると楽しくなっちゃって飯食うのも忘れます
今日は17時間何も食べてないっす でも全然楽しいーヾ(@°▽°@)ノ