ふたつ前の記事で「たぶん今年最後の模型車両の購入報告になると思います」と記し、その前言撤回を前の記事であげました。

今回はそのつづき…久しぶりに買い方が衝動的になってしまいました。



 

 

 今月中旬にTOMIXから発売された、国鉄室蘭本線・225列車の8両セットです。

国鉄の無煙化政策で、それまで鉄道の主力だった蒸気機関車は運行路線の縮小や廃車の方針に舵が切られました。

そして1972年12月14日に、室蘭本線の225列車が最後の旅客営業列車として運行。メーカーの紹介ページには、所定の4両編成からさらに4両を増結した8両編成の客車で組成された列車を、C57形蒸気機関車135号機が牽引したとの史実が記されています。


今回、この客車セットの発売に併せて蒸気機関車のほうも製品化の発表がありましたが、そちらは2009年に発売されたものを所有しているので、購入はしないことにしています。こっちの方は前言撤回にはならないハズ…知らんけど(笑)


 

 

C57形蒸気機関車の135号機については、東京・神田にあった交通博物館の頃から保存展示されており、それは2007年に開館した鉄道博物館へ移設展示されてからも、博物館を代表する鉄道車両として人気を博しています。


私が何度目かに鉄道博物館を訪れた2025年12月21日、車両展示ゾーンの中心にある転車台に載るC57 135号機は、最終運行日に掲出された「さようならSL」のヘッドマークを装着していました。私の生まれる前に廃止されたものが、世代を超えて実物大に再現されるというのは、見たことがないとは言えども心に沁みるものがありました。