J・S・バッハ カンタータ BWV147 「主よ、人の望みの喜びよ」 

フルート・ソロ ジェームズ・ゴールウェイ
ジョン・ジョージアディス指揮    ミュンヘン放送管弦楽団&レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団

 

 

バッハは教会音楽家を長く務めていて、教会カンタータを200曲ほど作ったということです。

カンタータというのはオーケストラ伴奏付きの声楽曲のことで、宗教的(キリスト教的)な題材を扱ったカンタータを「教会カンタータ」と呼ぶそうです。

礼拝の中で神の言葉を伝えるために音楽を提供するために作られ「聖書の言葉を牧師が説明し、聖書の物語を音楽で再現する」(Wikipedia)のだそうです。

私たちが慰問演奏に行ってこの曲を演奏したときなど、よく「良い音楽ですね、何という曲ですか」とたずねられます。

このように気高く清らかで美しいメロディーに対して、信仰心のあるなしにかかわらず、その音楽的な素晴らしさに心を惹きつけられてしまうのではないかと思います。

バッハは教会音楽を作曲しながら、その中に普遍的なものを追究しようとしていたと言われることがあります。

バッハがはるか300年の時空を超えてもなおかつ新鮮で、いつも我々の心に訴えかけ感動を呼び起こしてくれているということ、そしてこれからも多くの人の心に寄り添い癒やしを与え続けてくれているとすれば、バッハの音楽は宇宙的レベルの真理と重なってくるのではないかとも思えてきます。

 


 

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