ウィッグ生活にもなれたし、だいぶ体調ももどってきた。
そろそろ学校にいこうかなぁと娘が話して、夏休み前の短縮授業の時に行くことを決めた。

新学期になってから、一度も学校に行ってない。
担任の先生は1年の時と同じ先生でちょっと安心。
クラスのメンバーも仲良しの友達はいなかったが、知った顔もいる。
きっと大丈夫。

仲良しの部活の友達に連絡して、当日は一緒に登校してもらうように待ち合わせもしていたようだ。

初登校の日、朝ご飯をたべ制服を着て、ウィッグをつけた。 
どうも髪型が気に入らない。 
何度も何度も髪を結び直した。
そして、とうとう泣き出してしまった。
「やっぱり学校には行きたくない。みんなに見られたくない」と。

結局、1学期は学校に行けなかった。