小生の最愛の猫の誕生日だった。

生きていてくれたら、今年で19歳になるはずだった。

 

…そうか…もう選挙権があるのか…

と訳の分からんことを思いつつ、愛猫のことを思い出していたら、

突然『チン♪ チーーーン♪』と音がした。

 

高く澄んだ金属音だ。

 

例えていうならば、受付などに置いてあるベル。

いわゆるチンベルの音。

 

こんな音が鳴るのは初めてである。

耳慣れぬ音に小生は慌てた。

 

ていうかどこから鳴ったんだ。

よくお盆などに、おりんの音がして故人が…とかいう話を聞く。

 

確かに音がしたあたりには、愛猫の抜けヒゲやら何やらが置いてあり、

今日は愛猫の誕生日であるが、いやしかし なんでチンベル?

しかも妙に景気よく鳴っていた。

 

テレビは消してある。

自転車のベルが外から聞こえた?でも窓はがっちり閉めてあるし。

 

…愛猫が来てくれたのかも…

 

夢見がちなおじさんである小生は、すぐそんな風に考えてしまい、

不思議なこともあるもんだ、と思いつつ、一日を過ごした。

 

果たしてその日の夜。あのチンベルの音が再度響き渡った。

 

「!!!!!」

 

小生は動揺を隠し、何でもない風に、さりげなく

「昼間もこの音がしたんだよな」と言ってみたら、家族に

 

「これ、〇〇(激安通販サイト)からの通知音。

登録しといたのが値下がりしたら教えてくれんの」

 

と言われた。

 

ああ、そう…。

 

秒で解決した。愛猫でもなんでもなかった。

 

ていうか、愛猫よ、阿呆なことに付き合わせてすまんかった。

先日、実家を訪ねた時のこと。

門から玄関まで、数メートルの短い道みたいのがついていて

その両脇には植物が植わっているのだが…

 

玄関へ行こうと踏み出したら、結構大きな音で

『ガサガサガサッ』と音がしまして、見たら

トカゲ…?のようなものが逃げていくのが見えた。

 

しかしトカゲは、茶色っぽいと思うのだが、見えたのは完全に緑色だった。

緑色で、部分的に茶色が混じっていた。

 

そして、見えたのは後ろ姿というか、しっぽ部分だけだったのだが、

それが5センチほどの太さだったのだ。

長さは、見えた部分だけだと10センチくらいだったと思う。

 

しかも、足がなかったというか。

そしてさらに、トカゲやヘビなら、体を左右に振って動くと思うのだが

動きが一直線であった。

 

一瞬だったのでよく分からなかったが、

動きが一直線で、色が緑色で、しっぽが妙に太かったのは確かだ。

 

あれは何だったのだろうか…。

 

実家の親に聞いても「そんなの見たことない」とのことで、

トカゲもヘビも、ここらにいるのは、そんな色じゃないとか、

そうだよね、という感じの答えだった。

 

しかし小生、そういった生き物の皆さんが大の苦手なのだ。

思い出しただけでゾゾゾッとする。

 

繰り返しになってしまうが、あれは何だったのだろうか。

 

「ツチノコだろうか?」と恥をしのんで親に聞いてみたところ

「アホか」と言われた。

 

小生がアホなのは、よく知ってるだろうに…。

ふと洗面台の下の扉を開けた時「洗剤が多い」と思った。

 

どうして床用のワックスが2種類もあるのだ。

トイレ用洗剤も2種類あった。

窓ガラス用洗剤に至っては4種類もあった。

 

しかもこれ全てがちょっとだけ使って放置してある模様。

 

こんなけしからんことをしている奴は誰だ。小生だ。

 

理由は簡単。

 

洗剤Aを(良さそうであるな)と思い購入。そして使用。

しかしなんか思ってたのと違うので、洗剤Aを放置し

より良い洗剤に新たに出会うべく洗剤Bを(良さそうであるな)と思い

 以下略。

 

これを各種洗剤で繰り返しているんである。

 

思うに、人というものは、

コンプレックスや苦手意識のある物に対して

己の不出来を何とかカバーしようとして

つい、道具立てに凝ってしまうのであろう。

 

小生は窓ガラスを拭くのとワックスがけが実に苦手。

んもう、とにかく面倒くさい。

 

如何に楽に済ませられるか、何ならやらずに済む方法はないか。

そんなことばかり考えている。

 

小生の検索履歴は

「ガラス拭き 一番簡単」とか「ガラス拭き 一番楽」とか

「ワックスがけ なしでいける」とか、そんなのばっかりなんである。

 

そしてわかったことは、「無理」ということだ。

ガラス拭きは、どう足掻いても、面倒くさい。

 

諦めもついた。

いつかロボットが一般的になるまでは仕方ない。

↑水族館の内側のガラスを拭いてるようなロボット

 

ちなみに小生の姉は料理が苦手である。

小生から見れば、ごく普通の腕前であり、

普通に美味しいものを作っているように見えるのだが。

 

調査してみたところ、やはり、であった。

 

姉は、よく分からん調味料(全て開封済みで ほとんどが賞味期限切れ)や

鍋、フライパン、スライサーや皮むき器など、調理道具を山ほど持っていた。

 

…涙ぐまずにはいられなかった。

 

そんな話。

 

皆さんにも、心当たり、ありませんか?

 

前回(↓)の続き

 

 

嫌だったことを延々書いてしまったので

次は楽しかったことなどを。

 

【痴話喧嘩に巻き込まれた】

 

ある展示物を眺めていた時のこと。

20代後半と思しき女性が隣に立って同じように展示を眺めていた。

そこに彼氏らしき男性が登場。

 

彼氏:「おい、もうええやろ。行こうや」

彼女:「今これ見とるでちょっと待って」

彼氏:「もうええやん。ほら、行こうって」

 

きちんと見ていなかったので定かではないが、

彼氏が彼女の手首あたりを持って(触っただけかも?)

もう行こうよ、と促したのだと思う。

それが気に入らなかったのか、彼女は

 

「やめてって言ってるやろ!!!」と、彼氏の手を振り払った。

その振り払った彼女の手が小生の左顔面に裏拳的にクリーンヒット。

 

不意打ち過ぎて、『でっっっ』みたいな声が出た。

そして小生の眼鏡は吹っ飛んだ。

 

女性は何度も謝り、小生のボロ眼鏡を拾ってくれた。

眼鏡がないとマジで何も見えない小生。

不意に眼鏡を取り上げられると本当に困るので、地味にありがたかった。

 

まあ、そもそも叩かれなければ眼鏡は飛んで行かなかったのだが…。

 

痛かったし驚いたが、別に後に引きずるような物でもないし

漫画みたいな出来事だったのでちょっと面白かった。

 

しかし、あの女性は、あんな事でなんであんなに怒ったのだろう。

彼氏は日常的に小さな細かいことを色々やらかしているんだろうか。

それが積もり積もって…?

 

それとも、あの日は、大雨で混雑していて、

皆イライラしていて、小さなことでもキレてしまったんだろうか。

 

【大阪マダム】

 

行列で小生の後ろに並んでいた二人のご婦人方の会話。

 

マダムA「ここのお店な、値切れんねんで!」

マダムB「ええ?万博で値切れんの?」

マダムA「値切れんねん!知ってんねん!」

 

マダムAの自信は凄かった。

もう何度も万博に来ているから知っているのだろうか?

と気になって、何となくお二人の会話を聞いてしまった。

すいません。

 

その結果、なんとマダムAの自信の根拠は

「さっき、すれ違った人が言うててん」という

何とも頼りないものであった。

 

マダム達は入場するやいなや、とある国の物販コーナーに走り寄っていった。

そこにはお国の伝統衣装を着たおじさんがむっすりとした顔で椅子に座っており…

というか、多分、居眠りをしていた。

 

今回、色々な国(主にアフリカや中東地域)のブースを見学したが

外国人スタッフ達は大変自由であった。

自国のブースの展示品である家具でめちゃくちゃ寛いでいた。

 

『展示品には触れないでください』と書いてあるのに

自宅のリビングかというくらい、寛いでいる人を大勢見かけた。

なんだかすごい。

 

さて、例の「値切りができる店」とマダム達が目星をつけていた店である。

 

彼は天然石などを主体をしたアクセサリーを販売中で

見たところ、既にめちゃくちゃ安い値付けがされており、

これをまだ値切るのか…?と思ったのだが、マダム達は

「おじさーん!これなんぼすんの?」

と寝ているおじさんを全く気にすることなく

明るく話しかけていて凄いと思った。

 

関西マダム、しかも二人組に寝込みを襲われたおじさんは、

明らかに慌てており、ペースを崩されていたように思う。

 

関西マダムの元気と勢いはすごい。

彼女達とて、日々色々あるだろうに。

 

あやかりたい。

 

そんな万博であった。

 

小生の心身が普通程度に頑強であれば、

きっと、とても楽しいところだと思う。

(もしくは天候と気候に恵まれれば…)

 

これから万博を訪れる皆さまが

「楽しかった!行って良かった!」と思えると良いと思う。

 

地元で万博が開催された時さえスルーしてきたのに

今回、大阪万博に成り行きで行く事になった。

 

天気予報では「大雨」

予報は外れる事もあるが、この日ばかりは大当たりであった。

 

10時入場の回を予約してあり9時40分に夢洲駅に降り立ったが

そこには9時入場のお客様達がひしめいていた…。

 

雨の平日、万博に来る人ってこんなにいるんだなあ…

私は半分仕事みたいなもんだけど、完全に行楽っぽい人も大勢いるなあ…

とぼんやり考えながら、列の最後尾に並ぶ。

ざあざあと雨が降りしきる中、列を作ってひたすらに待つ。

 

はたして小生が入場ゲートをくぐったのは11時だった。

 

そもそも小生は万博などに来てはいかん人間なのである。

人混みが苦手で、大きな音が苦手、行列が苦手。

万博の方から「お前みたいなのは来るな」と言われるであろう人間なのだ。

 

それに加えてこの雨。

他人の傘を避けるのも、他人の雨合羽から水しぶきが飛んでくるのも、

何もかもうんざりだった。

 

入場した時点で、一日で使えるエネルギーの9割を既に使った。

 

ああ、どこもかしこも行列につぐ行列だ。

 

パビリオンに入場するには、予約が要るというのは知っていたが

「予約不要、自由入場」と記載されたパビリオンまで長蛇の行列で

自由入場なのに「入場制限」がされていたのには驚いた。

スタッフの方が声を枯らして「ただいま入場制限中です、ご了承ください」

と叫んでいた。おお…。

 

食べ物を買うのも全て行列だった。

もう、行列嫌ーい等と甘えたことを言ってる場合ではないんである。

並ばざる者、食うべからず。

 

食べ物は購入できたが、今度は座る場所がない。

ベンチは沢山あるが、屋根がないのでどこもかしこも水浸し。

水着かズボンの合羽を着用でないと座れない。

 

しかしまあ、1人なのでそこはそれ。屋根付き休憩所で

隙間に潜り込むように席を手に入れ、もそもそと昼食を食べる。

 

ひっきりなしに人が来るので、詰めたりしているうちに

端の席になり、屋根はあるが壁はないため、ざんざん雨風が降り込んでくる。

屋根があるのにびしょ濡れになった。

もう、仕事ほっぽらかして帰ろうかなという気になった。

 

小生と同様に食べ物を持って右往左往している人が溢れるほどいるので

席を譲るべくさっさと食べ終えて、早々に席を立つ。

嘘です。「早く食べて早くどけよ」という視線に耐えかねて席を立ちました。

 

その後、あっちこっちに並び、パビリオンを幾つかと

「コモンズ」という複数の国がブースを出しているスペースを幾つか見学した。

 

この「コモンズ」というのが、一番万博らしいというか、楽しめた。

聞いた事のない国(失礼だけれど)や、渡航禁止の国などに

ほんの少しだが触れる事ができた気になった。

 

ちなみにある行列に並んでいたら、突然目の前の人が、

もう一つ前の人と殴り合いの喧嘩を始めて、たまげた。

ぼんやりしていたので、一瞬逃げ遅れ、しこたま足を踏まれた。

 

帰りの電車内、旅行中と思しき韓国人にめちゃくちゃ足を踏まれた。

 

思えば、朝、入場時にも足を踏まれたし、足を踏まれまくった一日であった。

 

そんな訳で、ノープランで飛び込んだ万博は、

色々悪条件が重なり、なんという苦行だ、という つらい気持ちになった。

 

でも、周りの人達は大抵楽しそうにしていた。

つらい気持ちの一番の原因は、他でもない自分であろう。

 

嫌だったことばかりではよろしくないので、

次は万博で楽しかったことも書こう。

 

苦行としか感じられなかった一日だったが、

ちゃんと楽しいこともあったのだよ。

以前、王将の天津麺が好きだ、と書いた。

 

 

卵の焼き方にあれこれと思いを馳せつつ、

1~2ヶ月に一度の割合で最寄の王将を訪れては、うまいうまいと食してきた。

 

先週も行ってきたのだ。

そうしたらとんでもない衝撃を受けたのだ。

 

なんと、麺が変わっていた。

 

太くも細くもなく、昭和ってこういう麺だったよね的な麺。

そういう麺がこれまでの王将の中華麺だったと思うのだが

 

なんと、平麺になっていたのだ。

 

麺をすすろうとしてそれに気づき、しばし固まってしまった。

しげしげと眺めた後、いつものようにずずーとすすったものの

なんか違う…

 

なんか硬い。

どんだけ噛んでもずっと口ん中にある。

 

ふわふわの卵と合わないような…?

うーん?うーん?と首をひねりながら全部食べた。

美味しくない訳ではないというか、いや美味しいんだけど。けど…。

 

何が起きたのかよく分からぬまま帰宅し、公式サイトを見たら

4月の半ばから平麺にリニューアルされたとのこと。

 

小生が硬くていつまでも口の中にある、と思ったのは

硬いんじゃなくてコシがあるという事で、

いつまでも口の中にあるんじゃなくて、もちもちしていて食べ応えがあるという事で

王将の工夫の賜物なのだそうな。

 

そうなのね…

小生の愛した『王将の天津麺』にはもう会えないのね…

 

と、1人でブツブツ言っていたのだが、こんなにボヤいているのは小生くらいで、

SNSなどでは「麺変わったんだね、超美味しい!」みたいなのばかりだった。

 

そうなのね…

みんな、平麺でも全く問題ないのね…

 

 

まあ変わったのなら仕方ない。

あの麺ならではの天津麺を懐かしく思い出そう。

 

とかいって、こんなにあれこれ言ってるけど

絶対に王将にはまた行くし、

行ったらまた天津麺を頼むのは分かっているのだ。

 

そして現在

『細麺で卵がふわふわ、且つ醤油味のあんかけの天津麺』を探し、

近隣の中華屋さんを巡り、天津麺マップを作成中である。

 

…しかし、難航している。

 

家族の体調不良が移って年末年始は寝込んでいた。

 

10日ぶりくらいに外に出た日、とある うどん屋の前を通ったら

何やら貼り紙がしてあるではないか。

 

地元の人気店で、12月31日、体調を崩す直前にも前を通ったが、

その際は尋常でない人だかりであった。

 

その時は、蕎麦も出す店だし、皆さん年越しそばを食べに来ているんだな、

人気店はやっぱりすごい人になるんだな~

としか思わなかったのだが、貼り紙が気になったので見に行ったら

なんと【閉店】とのこと。

 

なんとまあ…

 

このお店、腰のある麺で気前の良い盛りの為、

小生にはやや多すぎて なかなか行けないが

好きなお店の一つだった。

 

そうか、閉店されてしまったのか。

たった10日間ほど家にこもっている間に

好きなお店が一つ消えてしまうくらい別世界になっていた。

 

なにやらしみじみしてしまった。

用事があり、電器店に行った。

 

壁一面に並んでいるテレビに、

「本物のサンタクロースが日本にやってきた!」という文言と共に、

クルクルに巻いた白いヒゲを腰まで垂らした外国人男性が映っていた。

 

毛量というか、ヒゲ量が半端じゃない。

あのクルクルを伸ばしたら、ひざまで来るのでは。

 

子供の頃から【あれ本物?】と疑問を抱きながら生きてきた。

 

あのヒゲは多分本物じゃない。

でも「本物のサンタクロース」というからにはヒゲも本物であってほしい。

 

…というどうでもいいジレンマ。

 

で、テレビを眺めながら思わず

「あれ本物かなあ」と呟いてしまったのだが、間髪入れず

 

「ほんもんな訳ないやん。にせもんに決まってるやん」

と返ってきて、驚いて声の方を向いたら、見知らぬ小学生男児が立っていた。

 

彼は真顔だった。

 

デスヨネー。なんかオジサン 恥ずかしいナー。

 

と思いつつ、普通に「せやんなあ」と返してしまった。

 

今まで食べて一番美味しかった料理

前回、お金持ちの友達とその両親に、清里に連れて行ってもらった、と書いた。

 

 

 

その友達ご家族に、お鮨を食べさせていただいた事があるのだ。

…回っていない寿司だ。

ところで鮨と寿司ってどう違うのだ。

 

小生の勝手なイメージだと、鮨と書くと高級そうな感じがするが

どうだろうか。

 

その時、いただいたイクラが異常に美味しかった。

一粒の大きさが、普段見ているイクラの3倍くらいだった。

 

それまで、なんか生臭くて塩辛い液体が出てくる球体、

としか思っていなかったイクラの概念が180度ひっくり返った。

 

巻いてある海苔も、なんだか滅茶苦茶美味しくて

産まれて初めて味わう旨味の勢いが凄くて、

美味しいを通り越して、何だか悲しくなったのを覚えている。

 

もうお会いする事は叶わぬのだが

色々な経験をさせてくださって、感謝しかない。

 

しかし、あの当時、あの友達とそのご両親は

どうして小生にあんなに良くしてくださったんだろうかなあ。

 

 

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