こんにちは。文化構想学部3年の草野です。
毎日ブログを書いてみると、いかに自分が毎日同じことばかり考えているのかを思い知らされます。

今日はまず教科書について書きます。
私は一応、専攻が古代ローマ史なので模擬授業も歴史を扱うことが多いのですがその際にまず読むのが教科書です。
高校の世界史や日本史には大手の出版社がいくつかあって、これらの教科書には私も受験生のときにお世話になりました。
なんといっても古代から現代まで一冊に簡潔にまとまっています。ポイントを押さえた教科書と言えるのですが、今読むとまとまりすぎているようにも思います。

教科書なのだから内容がまとまっていなくては困るわけですが、あまりにもまとまっていて疑問を抱く余地が残されていないように私には感じられます。
確かに読めば「なるほど!」と思いますし、書かれていることを覚えれば知識も獲得できます。問題も解けます。だからこそ、私は教科書を読めば読むほどに分かったような気持ちになっていきました。
すごい教科書なのは間違いないと思いますが(´・ω・`;)


同じことを授業を受けていて思うことがあります。
授業者の説明が分かりやすくまとまっている授業ほど、生徒がその説明に納得すればするほど、疑問は生まれにくいのではないでしょうか。生徒を分かったような気持ちにさせる授業とも言えるかもしれません。
生徒が分かる授業と生徒が分かったような気持ちになる授業は違うのではないかと思ったりするこの頃です。