【自動車】初夏の激戦を制し男子団体優勝!大矢根が個人優勝を遂げる! | 早スポオフィシャルブログ

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全関東学生ジムカーナ選手権 5月5日 静岡・富士スピードウェイ

 

 まるで夏のような日差しが照りつける静岡・富士スピードウェイで全関東ジムカーナ選手権(全関東ジムカーナ)が開催された。早大自動車部からは大矢根洋(文4=東京・和光)、宮崎巧郎(法4=富山・高岡)、平石大智(基幹4=群馬・太田)の3名が男子団体の部に出場し、吉田太郎(人2=大阪・早稲田摂陵)が男子オープンの部に出場した。早大はコンマ数秒の激闘を制して男子団体の部で優勝を飾った。また個人の部では大矢根が優勝に輝いた。
 

走行を終えた大矢根
 

 早大自動車部はもともと使用予定であった試合車のエンジン不調により、昨年度までダートトライアルで使用されていた車両を用いて出場。第1走には大矢根が出走し他の選手を圧倒する見事な走りを魅せ、良い流れを作る。次に出走した平石は着実にタイムを残した一方でアクセルを踏み切れていない部分が午後の課題となった。各校のエースが集まる第3走に出走した宮崎はタイムを残すことを意識した走りで午後の走行への布石を打つ。午前の走行終了時に早大は男子団体で首位につけたものの、午前最後の走行で慶大の第3走者が出したタイムが大矢根のタイムに迫っており予断を許さない状況が続く。

 

フルブレーキング中の平石

 

 午後は午前の予想を上回る非常に白熱した展開となり、第1走から複数の大学で1分5秒台が叩きだされるなど混戦を極めた。しかし大矢根、平石はタイムアップを果たすことが出来ない。大矢根は1本目にブレーキでオーバーラン気味になったことを、平石は特に外周の部分で積極的にアクセルを踏むことを2本目の課題として挙げていた。両者とも改善することでタイムアップには繋がったものの、今回のコースの鬼門であった360°ターンを上手くクリアすることが出来ずタイムダウンとなった。この間にも他大学はタイムアップにより団体順位を挙げており、早大は厳しい状況に追い込まれる。期待がかかる宮崎は「絶対に団体に勝ちたい」という思いで2本目に挑んだ。途中の高速コーナーでは車の動きが乱れる部分があったものの上手く立て直し、コンマ7秒の大幅なタイムアップを果たし、後に走る他大の選手にプレッシャーをかけることに成功する。その後はタイムアップが続くも早大の団体タイムを上回ることはなく、早大が団体優勝に輝いた。

 

優勝に輝いた早大自動車部

 

 昨年度は厳しい結果に終わった全関東ジムカーナであったが、今大会では男子団体が優勝を果たし雪辱を晴らす結果となった。次の舞台は6月に開催される全関東学生ダートトライアル選手権となり、全関東戦の最後の戦いとなる。優勝を目指し早大自動車部は鍛錬を続ける。
 

(記事・写真 大西由雅)

 

◆結果 

▽男子団体の部
1位 早大


▽男子個人の部
1位 大矢根 1分5秒450(1本目)
6位 宮崎 1分5秒830(2本目)
24位 平石 1分8秒710(1本目)


▽男子オープンの部
吉田 1分9秒630(1本目)