徒然なるままに・・・ | 早スポオフィシャルブログ

早スポオフィシャルブログ

早稲田大学でスポーツ新聞を製作する「早稲田スポーツ新聞会」、通称早スポの公式ブログです。創刊から64年を迎え、600号も発行。ブログでは取材の裏話、新聞制作の秘話、現役大学生記者の苦悩を掲載‥これを読めば早スポ通になれる!

はじめまして、58期の川浪です。
今回ブログを書くに当たっていろいろ考えました。
悩んだ末、面白いブログは同じ福岡出身一浪メガネ新津くんが書いてくれたので、クソ真面目な文章を書くことにしました。


ふと、思うことありませんか?

「なんのために生きているのだろう・・・?」



僕はこれまで、ロクな人生を送ってきませんでした。
幼稚園生時代。
極度の人見知りで周りを困らせました。
小学生時代。
受験勉強に打ち込み、遊んでばかりの友達を見下していました。
中学生時代。
社会の闇を知り、道を踏み外しかけました。
高校生時代。
現実を逃れたくて、学校に迷惑をかけました。
浪人時代。
親に無駄な金や労力を使わせ、恥をかかせました。



遊びに誘われても、「勉強があるから」と言い断った。
意味が見い出せなくなり、大好きだった勉強を辞めた。
クラスのみんなが東大京大を目指す中、大学なんて行かないの一点張りで雰囲気を壊した。
そのくせ心が弱くて、受験には膨大な金を費やした。
親や先生とは何度も喧嘩をし、何度も八つ当たりをした。



自分が生まれてこなければ、もっと多くの人が笑顔になれたのかな。



もちろん好きなこともありました。
スポーツ観戦は大好きだったし、書くことも好きでした。
高校時代から書き物はしていたけど、それを喜んでくれる人はいませんでした。
どう考えても自分は害でしかなくて、この世界に必要のない存在に思えました。



でも、今は違います。



大学に入り、早スポに出会いました。
ここには、自分を必要としてくれる人がいました。
取材に行くと、各班のチーフさんが、そして選手が、「ありがとう」と言ってくれます。



その言葉は、誰もが言える単純で当たり前の言葉です。
ですが、これまで人に求められたり感謝されることのなかった自分にとっては、何よりも嬉しい言葉なんです。
だから、この一年、記事もカメラもまだまだだけど、全身全霊で取材に取り組んだつもりです。
僕のできることは大したことじゃないし、本当に必要とされているかどうかも分かりません。
それでも、僕なりの生きる理由を、やっと見つけることができました。



そして今では、親に、先生に、友達に、面と向かって「ありがとう」を言えるようになりました。






と、ここで、写真がなにもないのでひとつ。






先月末に行われた第71回国民体育大会(国体)でケガからの復帰を果たした、中塩美悠選手(人通1=広島・ノートルダム清心)です。(大会の模様はコチラ


僕がフィギュアスケートチーフになるキッカケとなった選手でもあります。
元々好きな選手だったのですが、これほどの選手が通信課程ながらワセダのスケート部に入部したと知った時は嬉しかったです。


国体では中塩選手のほか、松嶋那奈選手(スポ2=東京・駒場学園)も活躍。
この選手たちがいるから、大好きなことに全力で打ち込むことができている。
そして、自分の居場所にたどりつくことができた。
そう思うと込み上げてくるものがあり、取材中、カメラ越しに号泣してしまいました。(・・;)


「ワセダの中塩美悠」を、そしてワセダのスケート部フィギュア部門を、もっとたくさんの人に知ってもらいたい。それを伝えることが今の僕の使命であり、生きる理由だと思っています。






終始実に重い文章となりましたが、最後まで読んでくれた方はありがとうございましたにひひ

世間は受験シーズン真っ只中。不安でいっぱいの受験生もいることでしょう。
大学では必ず、やりたいことや好きなことが見つかるはずです。頑張ってください。

それ以外にも、今、生きることが苦しい人は数え切れないほどいると思います。僕なんかとは比べものにならないくらい辛い現実と戦っている人もいます。
「居場所」はどこかにあります。それが大きな場所であろうと、小さな場所であろうと。
生きる理由に正解も間違いもないんだから、気楽に生きていきましょう。




さて、次回は豊Dさんのラストブログです!
なんだか最悪なバトンを渡してしまった気がしますが(笑)、明るく楽しいブログで締めてくれるはずです!

それでは、さようなら!パー