不安はつらいよ② | 早稲田義塾の「わせだより」

新型コロナウィルスの感染拡大で

緊急事態宣言が出されています。

 

今日も感染者と死者が全国で

何人か出ているという報道があり

なかなか収束の兆しは見えません。

 

「いつになったら終わるんだろう・・・。」

 

日に日に

不安は増すばかりです。

 

不安はつらいよ。

 

そこで今回はまず

2019年のインフルエンザによる

国内の感染者数と死者数を見て下さい。

 

感染者 約1000万人以上

死者 3000人以上

(関連死を含めると1万人以上)

 

一日当たりにすると

毎日約27400人が感染し

約8人が死亡。

 

関連死を含めれば

約28人が死んでいます。

 

これは緊急事態宣言を

出してもおかしくない

もの凄い数ですね。

 

まあ新型コロナウィルスが

未知のウィルスで治療法が

分からない状態なので一概に

インフルエンザと同じようには

考えられませんが・・・。

 

でも毎年インフルエンザが

流行っていて危険な中で

私達は普段通りの生活を

していますよね。

 

ここに不安との付き合い方

のヒントが一つあります。

 

それはお気に入りのTV番組に

チャンネルを変えるように

「心のチャンネル」を変える

ということです。

 

言い換えれば、

 

「これからどうなるのだろう・・・。」

 

といくら考えても分からない

未来にばかり意識を向けず

今ここに意識を向けて

何か行動するということです。

 

「それは分かっているけど、

どうしても心配で・・・。」

 

そうなんです。

ここが大事なポイントです。

 

人は機械ではないので

「分かっちゃいるけどやめられない。」

という心の習慣が誰にでもあります。

 

これを「思い癖」と言います。

 

ですから急に心配するなと

言われても止められない

ものなんです。

 

じゃあ、どうすればいいのか?

 

それは止めるのを止めて

今までとは違う新しい

「思い癖」をつけるんです。

 

嫌な事や悪い事の不幸を探すよりも

多くの「良かった探し」をして下さい。

 

例えば、

「今日も目が見える。良かった。」

「今日も息ができる。良かった。」

「今日も歩ける。良かった。」

 

日常の些細な事からでいいんです。

 

何でも「当たり前」と

思うのではなく

何でも「有り難い」と

思う癖をつけましょう。

 

これが

不安とうまく付き合っていく

方法の一つです。

 

次回に続く。

 

「人は誰でも幸せ探す旅人のようなもの~音譜