どうやったらサッカーが上手くなれるの? への解 | 大学からJリーグ参入を目指す WASEDA UNITED社長のブログ

どうやったらサッカーが上手くなれるの? への解

先日、TOCのトレーニング後に子供達が今矢さんに 

「どうやったらいつも集中して良いプレーができるようになるんですか?」

という質問をしていて感じたことがありました。


今回のW杯で、日本代表とスペイン代表のパスの本数がどれくらい違うかご存知でしょうか?
パス本数で言えば、2倍の差があったそうです。(総数か、一試合当たりの平均かは忘れました・・・・・)

どうして、スペインのサッカーはあれだけ精度の高い、「止める、蹴る」 ができるのか?
それは、スペインが日本の2倍の数の 「止める、蹴る」 を高い意識で日々繰り返しているから、
「止める、蹴る」の経験値に2倍の差があります。

どうして、ブラジルやスペインはあれだけ試合巧者なのか?
それは、小さい頃から日本人の2倍も3倍も 「試合を経験」 しているから、
真剣勝負の経験値に2倍~3倍の差があります。

サッカーに限らず、経験値の差は、人生の「引き出しの数」の差になっていきます。
だけど、スペインやブラジルが今大会確実に優勝する流れにあったかと言えば、そんなことはない。
そこにはある種の不確実性がありました。


何でもかんでも数字で語れると何かつまらない気もしますが、
残念ながら、世の中の99%は数字を用いた何らかの法則に支配されているように思います。
研究職時代に、化学や物理に触れていて感じました。

だけど、残りの1%は人間の不確実な「感情」や「本能」によるイレギュラーに支配されているのだと思います。
経済や生物という分野は、化学や物理と違い、逆にこの1%のイレギュラーに振り回されます。
これも、金融や生物化学に日々触れながら感じた経験則です。


ようするに、TOCの子供達が上手くなるには、
質の高い練習&試合を、高い意識で、他の誰よりも、できるだけ沢山経験する必要があるということです。
それは、以前紹介した「成功者への10000時間の法則 」にも当てはまります。

まずは、そこに辿り着くこと。
残りの1%は運と感情に任せて。


もっとシンプルに言えば、

好きなことを見つけて、好きなだけそれに取り組める環境があればいい。

きっとそこから天才が生まれてくるから。 (大人が邪魔しなければ・・・・・ですが。。)