先日の独りカラオケ
について、「どうだったのか?」「本当に独りで歌ったのか?」「アンタ、おかしいんじゃないか?」と予想外に色々と問い合わせを頂いておりますので、回答させて頂きたいと思います。
Q1:カラオケ店に独りで入れるんですか?
ジム帰りにトレーニングウェアを着て歩いていたら、歌いたくて仕方ない衝動にかられ、思い切ってカラオケ店に向かいました。
普通に五反田のカラオケ店に入り、ちょっとドキドキしながら、受付の店員さんに
「あ、あの独りなんですが、大丈夫ですか?」
と恐る恐る聞いてみます。
するとあっさり、
「大丈夫ですよ」
と気軽な回答。
でも恥ずかしかったので、あわてて
「ライブが近いんで助かります」
とつぶやき、いかにもボーカルが練習にやって来た振りをしました。
躊躇しかけたのは、名前とか電話番号を記入するシートにある「人数」のところ。
「7」に見えなくも無い筆跡で「1」と書きました。
ボクって恥ずかしがり屋さんなんです。
Q2:独りでカラオケするってどんな感じなんですか?
最高です。好きな歌しか歌わなくて良いし、疲れたら休んでサビにパワーを貯めたり、自分に合ったキーを探し求めることもできます。
時に原曲キーにしてにみて、「プロってすげぇな」と関心したりしました。
ただ、部屋の前を他のお客さんが通るたびに、
「おいおい、この部屋、いい歳して変なオッサンが独りでミスチル歌ってるよ」
と指を指されるんじゃないかと怖くて、外から見えない位置に伏せて隠れる必要がありました。
幸い誰もそんな人はいませんでしたが、五反田の地でアムステルダムの飾り窓の女性
の方々を疑似体験するとは思いませんでした。
また、曲と曲の間に、隣の部屋が盛り上がっている様子が聞こえて来るわけですが、逆に言えばこちらの歌も隣の部屋に聞こえているかもしれないことに気づいてしまいました。
ボクは自分に自信がなくて必要以上に他人の目が気になる自意識過剰なコなので、
「何か、隣の部屋ってまったく盛り上がってないよね。同じ奴が独りでミスチル歌ってる気がしない?だとしたら、相当、痛い奴だよ」
と思われたらどうしようか不安になり、複数人いるように見せかけるため、声色を変えて歌ったり、マラカスで自分で自分を盛り上げたり、拍手をしたりと頑張りました。
こう言う姿を形容する時にこそ、「彼はまるでピエロのようだ」と言う比喩表現を使うんだと思います。
Q3:やっぱりここぞとばかりに、マイクパフォーマンスとかもやったんですか?
これについては恥ずかしいので、ノーコメントとさせてください。
それでもボクは、きっとまた独りで行くと思います。