2015-12-12 08:25:25
4年間の軌跡〜history〜 その6、伊藤諒
テーマ:4年間の軌跡〜history〜こんにちは、4男のゆーすけです。
いよいよ明日は冬全となりました。泣いても笑っても明日で最後です。
さて、冬全前最後の4年間の軌跡~history~は我らが主将、伊藤諒です!
こんにちは、早稲田大学競技ダンス部主将を努めております伊藤諒です。
明日最後のレギュラー戦を迎えるこの日に4年間を振り返る事が、非常に感慨深いです。
私は高校までバスケットボールをやっていたため、大学でもバスケットを少ししたい程度に入学当初は考えていました。部活は手が届かないと思ったものの、サークルでやるバスケットボールは中途半端そうに感じました。その中でたまたま声をかけられた競技ダンス部の先輩方の落ち着いて温かい人柄と、新歓デモンストレーションでの踊りに心惹かれました。結局熱い環境が好きだったようで、自分が高校までの部活であまり活躍できなかった分、選手としてここで活躍したい!と思うようになりました。
それからは先輩方にダンスを教わる中での発見がただただ楽しく、先輩方のように上手くなりたい一心で、ダンスにはまっていきました。そして、面倒見が良く熱い人ばかりの、舞研が好きになっていきました。
その後2年の夏に固定でカップルを組みましたが、その直後に自分の怪我によって、しばらく踊ることができなくなりました。固定が決まったばかりのパートナーにとって、相手の都合で試合に出れなくなったことは、私自身以上に苦しい事だったはずです。
そんな中でも同期によって、次期副将、つまりゆくゆくは主将になる存在に選んでもらえました。自分が動けない中でも練習して待ってくれているパートナー、そして自分を部のリーダーとして選んでくれた同期には感謝としか言いようがありません。
それからも何度か怪我で動けなくなり、出場を見送った試合や準備が殆どできなかった試合がいくつもあったため、周りの人達、特にパートナーの期待を何度も裏切ってしまいました。しかしどんな時でもパートナーが1人で練習を続けてくれたおかげで、踏ん張り、怪我を抑えるようトレーニングを工夫し、試合に向けて練習する事ができました。
私自身器用な人間ではないので、ただ努力することで舞研を引っ張ろうとするばかりで、もっと一人一人に目を向けられなかったか、と思うことは多々あります。主将の責任は非常に大きいものの、主将として見られる中で、部員とのほんのわずかなやり取りからも力をもらえた事が何度もありました。学年を経れば経るほど、沢山のものを学ばせてもらった気がします。
これまで迷惑をかけてきてしまったパートナーに対しては、どんな言葉よりも、行動の結果で恩返しするしかありません。
他大にはそれぞれ魅力的なカップルがおり、冬全に向けて力をつけてきていると思います。しかし、自分とパートナーの2人の力を合わせた勝負ならば負けるつもりは全くありません。当日は指導してくださった方々、舞研の先輩、同期、後輩、共に努力してくれたパートナーのため、そして自分自身のために、一曲一曲に気持ちをぶつけて臨みます。
今年は部員一同、「全日本戦で優勝して、部員全員が『入って良かった』といえる」舞研を目指して活動してきました。
近年で最後に早稲田がレギュラー戦の団体優勝を果たしたのは、2012年の冬の全日本になります。1年の時に見た早稲田のその団体優勝を、明日の冬全で再び勝ち取る一心です。今年のメンバーならば必ずや日本一を取れると本気で思っております!
この記事を最後まで見ていただきありがとうございます。
選手は少しでも応援してもらえるだけで気持ちが180°変わりますし、冬全は気持ちの強さで結果が大きく変わる試合だと思っております。
なので明日は是非とも試合会場で応援していただきたいです!
よろしくお願いします!
伊藤諒