競技ダンスとフィギュアスケート その1
こんばんは。
昨日は今年最後の練習会(通称「ラストオール」)でした。

後輩たちが楽しい企画を用意してくれたり、卒部が近い4年生にサプライズのプレゼントをくれました。その後はみんなで飲み会をして、カラオケオール…
朝5時にカラオケから白い顔をして帰るところから始まった日曜日でしたが、
久々に試合のない日曜日ということで、夜はゆっくりフィギュアスケートグランプリファイナルを見ていました。
優勝はなりませんでしたが、2位だった高橋大輔選手、鈴木明子選手の美しい滑りにとても感動しました!
フィギュアスケートは全くの素人ですが、
競技ダンスとフィギュアスケートは少し似たところがありますよね!
競技ダンスやフィギュアスケート、新体操、シンクロナイズドスイミング等は「芸術スポーツ」とも言われます。技術のみならず、音楽に合わせてその美しさを競うものです。
タイムや距離という客観的な数字として表わすことが難しい競技です。
少し調べてみました。
「ダンススポーツ」と「アイスダンス」について
*「ダンススポーツ」・・・「社交ダンス」「競技ダンス」そのスポーツ性を強調する意味も込め、2000年頃から、特に競技として行う場合に、「ダンススポーツ」の名称が使われるようになりました。『男女が一組のチーム(ペア)となり、音楽に合わせて身体を緩急自在に動かすスポーツで、男性と女性の一組により芸術性とスポーツ性を引き出すスポーツ競技種目。』(JDSF広報部HPより引用)
*「アイスダンス」・・・「氷上の社交ダンス」とも言われる。文字通り「ダンス」で、シングルのスケーティングとはまったく違うものです。男女二人がダンスをするので、フットワークがメインとなります。
ペアとの違いは、簡単に言うと、ペアは基本的にはシングルの内容と同じこと(ジャンプ、スピン、スパイラルなど)を男女が共に行い、さらに二人で作るペアスピンやリフト、デススパイラルなどが加わります。それに対し、アイスダンスはリフトの高さ制限やスピンの回転制限があったり、二人がほとんで触れ合って滑らなくてはならなりません。

【曲について】
アイスダンスの場合
事前に課題となる曲のテーマが決められており、それに合わせて選曲し、振付を考えます。
「曲の解釈」が採点基準にも含まれ、リズムの特徴の表現やダンスの特徴に合わせたパートナーの関係がジャッジされます。
アイスダンスは、コンパルソリーダンス(CD)、オリジナルダンス(OD)、 フリーダンス(FD)、と3種目あります。ODは、その年に決められたステップで、曲はジャイブやルンバ、パソドブレ、ワルツなどもあります。FDは名の通り、何でもよく、ボーカルを入りの音楽も可能になりました。
ダンススポーツの場合
競技開始とともに、音楽が掛かり、この音楽に合わせて、演技が行なわれます。音楽は予め決まっている訳ではありません。よって、選手は、音楽を聴いて、どう表現するかを瞬時に把握する必要があります。
アイスダンスでは選曲も重要な要素であり、曲に合わせて動きをつけて音楽を表現する必要があります。
それに対し、ダンススポーツでは事前に掛かるであろう音楽で練習している訳ではありません。しかし、単純に音楽のリズムに合っているというだけでなく、音楽の雰囲気に合わせて踊る必要があります。
また、競技時間については、
アイスダンスの場合、フリーダンスは4分、オリジナルダンスは2分半
ダンススポーツでは最低1分半、ヴェニーズワルツとジャイブは最低1分行われます。(学連ではもう少し短いですが。)

【競技方法】
アイスダンスの場合
テレビ中継もされていますし、みなさんおわかりだと思いますが、常に一組ずつ競技していきます。一組が終わるごとに得点が発表され、その合計点で順位が決まります。
ダンススポーツの場合
第一次予選から全員が演技します。ラウンドが進むことで、最終的には、1フロアに6組だけとなり、決勝ラウンドでは、審判員が1位から6位を決め、順位を決定します。更に決勝に関しては、単純な合計点ではなく、スケーティング法という集計方法により、1位から6位が適切に決定されます。
つまり競技ダンスの場合は、フロアに複数の組が同時に演技するため、衝突することなく踊ることが必要です。これも、技術の一つです。

他のスポーツと比べてみると、ダンススポーツの特殊性が見えてきますね。
私は競技方法の違いが、やはり他の「芸術スポーツ」と比べて一番の違いなのではないかと思いました。それぞれのカップルが音楽を魅力的に表現していても、踊りをずっと見てもらえるわけではないのです。予選などはほとんど見てもらえずに落ちてしまうこともあります。なかなかシビアな競技ですよね。
調べていたら、色々な違いがあったのですが、長くなってしまったので今回はここまでにします。
文 杉山佑子
昨日は今年最後の練習会(通称「ラストオール」)でした。

後輩たちが楽しい企画を用意してくれたり、卒部が近い4年生にサプライズのプレゼントをくれました。その後はみんなで飲み会をして、カラオケオール…
朝5時にカラオケから白い顔をして帰るところから始まった日曜日でしたが、
久々に試合のない日曜日ということで、夜はゆっくりフィギュアスケートグランプリファイナルを見ていました。
優勝はなりませんでしたが、2位だった高橋大輔選手、鈴木明子選手の美しい滑りにとても感動しました!
フィギュアスケートは全くの素人ですが、
競技ダンスとフィギュアスケートは少し似たところがありますよね!
競技ダンスやフィギュアスケート、新体操、シンクロナイズドスイミング等は「芸術スポーツ」とも言われます。技術のみならず、音楽に合わせてその美しさを競うものです。
タイムや距離という客観的な数字として表わすことが難しい競技です。
少し調べてみました。
「ダンススポーツ」と「アイスダンス」について
*「ダンススポーツ」・・・「社交ダンス」「競技ダンス」そのスポーツ性を強調する意味も込め、2000年頃から、特に競技として行う場合に、「ダンススポーツ」の名称が使われるようになりました。『男女が一組のチーム(ペア)となり、音楽に合わせて身体を緩急自在に動かすスポーツで、男性と女性の一組により芸術性とスポーツ性を引き出すスポーツ競技種目。』(JDSF広報部HPより引用)
*「アイスダンス」・・・「氷上の社交ダンス」とも言われる。文字通り「ダンス」で、シングルのスケーティングとはまったく違うものです。男女二人がダンスをするので、フットワークがメインとなります。
ペアとの違いは、簡単に言うと、ペアは基本的にはシングルの内容と同じこと(ジャンプ、スピン、スパイラルなど)を男女が共に行い、さらに二人で作るペアスピンやリフト、デススパイラルなどが加わります。それに対し、アイスダンスはリフトの高さ制限やスピンの回転制限があったり、二人がほとんで触れ合って滑らなくてはならなりません。

【曲について】
アイスダンスの場合
事前に課題となる曲のテーマが決められており、それに合わせて選曲し、振付を考えます。
「曲の解釈」が採点基準にも含まれ、リズムの特徴の表現やダンスの特徴に合わせたパートナーの関係がジャッジされます。
アイスダンスは、コンパルソリーダンス(CD)、オリジナルダンス(OD)、 フリーダンス(FD)、と3種目あります。ODは、その年に決められたステップで、曲はジャイブやルンバ、パソドブレ、ワルツなどもあります。FDは名の通り、何でもよく、ボーカルを入りの音楽も可能になりました。
ダンススポーツの場合
競技開始とともに、音楽が掛かり、この音楽に合わせて、演技が行なわれます。音楽は予め決まっている訳ではありません。よって、選手は、音楽を聴いて、どう表現するかを瞬時に把握する必要があります。
アイスダンスでは選曲も重要な要素であり、曲に合わせて動きをつけて音楽を表現する必要があります。
それに対し、ダンススポーツでは事前に掛かるであろう音楽で練習している訳ではありません。しかし、単純に音楽のリズムに合っているというだけでなく、音楽の雰囲気に合わせて踊る必要があります。
また、競技時間については、
アイスダンスの場合、フリーダンスは4分、オリジナルダンスは2分半
ダンススポーツでは最低1分半、ヴェニーズワルツとジャイブは最低1分行われます。(学連ではもう少し短いですが。)

【競技方法】
アイスダンスの場合
テレビ中継もされていますし、みなさんおわかりだと思いますが、常に一組ずつ競技していきます。一組が終わるごとに得点が発表され、その合計点で順位が決まります。
ダンススポーツの場合
第一次予選から全員が演技します。ラウンドが進むことで、最終的には、1フロアに6組だけとなり、決勝ラウンドでは、審判員が1位から6位を決め、順位を決定します。更に決勝に関しては、単純な合計点ではなく、スケーティング法という集計方法により、1位から6位が適切に決定されます。
つまり競技ダンスの場合は、フロアに複数の組が同時に演技するため、衝突することなく踊ることが必要です。これも、技術の一つです。

他のスポーツと比べてみると、ダンススポーツの特殊性が見えてきますね。
私は競技方法の違いが、やはり他の「芸術スポーツ」と比べて一番の違いなのではないかと思いました。それぞれのカップルが音楽を魅力的に表現していても、踊りをずっと見てもらえるわけではないのです。予選などはほとんど見てもらえずに落ちてしまうこともあります。なかなかシビアな競技ですよね。
調べていたら、色々な違いがあったのですが、長くなってしまったので今回はここまでにします。
文 杉山佑子