親の言うことは聞くもんだ


ときに親との考えの相違は多々有るもので。


前にも話したが


随分若い頃に、一時期とある占いに凝っていた母から「あなたの晩年は幸せらしいわよ。」と言われて、そのエセ占いの内容に俺は反発して「人生のたかだか晩年というほんの少しの短い間が幸せなんかでも楽しくなんかない。人生の多くの期間が幸せで、死ぬ直前だけが幸せでも面白くない。だから晩年だけが幸せだって意味なんかない。」と反発し、それに対して母が放った言葉が「そんな事言うけど、晩年に幸せでなければ、それこそ人生そのもの全てが幸せじゃなくなるのに。」と言われ、当時は全くその言葉を信じなかった。


そのバチが当たったのか


それとも占いの呪いか、もしくは俺が母の言葉に反発した若気の至りの強がりが、まさしく『ならばそれを叶えてやろう』と、実際の晩年が凄まじい不幸に見舞われていて、自ら若い時に強がっていた自分の晩年に墓穴を掘って「たかだか晩年如きのクタバる短い期間だけが幸せで、他の長い人生が幸せでないなら何の意味も無い。」と、母に放った言葉通りの、強がった望み通りになり、悲惨な晩年で苦しみ抜いて地獄に落ちて藻掻き苦しむ晩年を過ごし続けている。


あんなふうに


親に反発して、何も知らずに強がって反発するのは、まさしく墓穴を掘って、本当の生き地獄を味わうハメになってしまうから、くれぐれも親の言うことに、カッコつけて反発してみせるのもホドホドにしたほうが良いよというハナシ。


まぁ、そして


その結果は、何もかも『後悔先に立たず』という言葉通りの教訓も、今まさに嫌と言うほど味わい尽くしているマヌケなこの俺の体たらくであって、今更何を愚痴っても、もう時既に遅しとしか言いようがない。

ここだけの愚痴

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する