もしかして俺だけが 

 

ホンの少しだけ、誰も気が付かないくらいにビミョーな違いしかない、世の中の人々の考え方だとか価値観や慣習だとかが、自分の常識だと思っているのとは掛け離れた、変な世の中のパラレルワールドに、知らない間に飛ばされてしまっていて 更迭されてしまったんじゃないかと、1/3とか半分ぐらい本気でそう思ったりする時がある。

 

価値観だとか常識だとか

 

その世界では、一見 今まで住んでいた世界と全く同じように感じるけれど、周りにある自分のモノとか、普段生活している街の様子や公共交通機関、いつも接している人間関係も、或いは毎日利用しているコンビニだとかスーパーや駅の名前も、硬化やお札もカード会社の種類とかも、まるっきり同一なのに、でも『誰も気が付かないくらいに微妙な僅かな違いの並列世界』で、あんまり のんびりノホホンと過ごしていると全く気が付かないような、まるで『今まで通りの世界と違わない』のだが、でも確実に『別の存在のパラレルワールド』に、寝ている間とかボンヤリしてる時とかに、瞬間的に飛ばされてしまってるんじゃないかと、フと思ったりもする。

 

よくある『都市伝説』とかの

 

例えば『きさらぎ駅』だとか『はいじま駅』みたいな、現実のこの世界には存在していない駅のような『ホンの一駅分くらいの僅かなスペースの“異世界”』ではなく、日本という国そのもの、或いはこの全世界ごと、ものすごくソックリなんだけれど、でもホンの僅かな事柄だけが、誰にも気付かれないくらい微妙に、但し『確実に違う異世界』に、周りのみんなを置き去りにしたまま、自分だけが今まで住んでいた世界から時空を超えて一瞬で飛ばされてしまったんじゃないかと感じるときもある。

 

だから違和感だらけで

 

世の中で起きることや、他の人々が全然何も不思議に思わないことでも、自分だけが納得が行かなかったり、疑問に感じたり、或いは憤りを覚えてしまうんじゃないかと、ものすごく奇妙な感じを受けて、どうしても理解に苦しむことや、絶対に納得できずに怒りを覚えてしまうのではないかと思ったりもする。

 

あぁ、元いた世界に戻りたい

 

だって、どう考えたって、今いるこの世界は、とてもおかしな、納得のいかない出来事ばかりしか起きないのだから。