警察官には『情けも容赦も慈悲の心も 一切無い』のだろうか?

 

ロシアのプーチンが、ウクライナ侵略を強化する目的で『部分的動員令』を導入し、一般国民に予備役を招集することを決め、それに反発するロシア国民が全土で反対運動を行い、一般国民の間で国外へ逃げようとする多くの人々や動員令に反対する運動が広がっている。

 

警官達が国民をボッコボコに

 

反対デモに参加している一般国民を、ヘルメットや防護服に身を包んで武装し警棒を握り締めた警官が集団で情け容赦なく思いっきり殴りつけ、何人もの警官でひとりの国民の四肢を四方八方から抱えて拘束してゆく。

 

「こっちは仕事でやってんだ!」と言うヤカラ

 

別に警官だけの話ではないし、たとえどんな職業に従事していたとしても、日本でもよくこの「仕事なんだから仕方ない」とか「それが仕事だから当たり前だろう」とかいうヤツが多いが、この『仕事だから何でもそれらの職務を遂行するために自分が最優先出来る』と思っていることに対しては、その仕事の内容が何にせよ、毎回甚だ激しく疑問を感じる。

 

結局ロシア全土で

 

既に反対運動に参加して拘束されてしまった人々は1400人以上に達しているらしいが、取り締まる側の警官だって、一応『ロシア国民』であるのに、自分達は『取り締まる側だから反対運動にも参加しない』し、当然ながら『国家から給料を貰っている』から『それが自分の役目だ』と割り切っているのだろうし、少なくとも『自分は警官の仕事をしているから絶対に軍に招集される心配はしなくていい』が、それにしたって一般国民に対して大人数で寄ってたかって散々暴力を振るって強引に拘束しながら、いったい彼らには『慈悲の心も情けも容赦も、良心の呵責も無い』のだろうかと、毎回こういうシーンを観る度に、そういう疑問が湧いてくる。

 

あぁ、そういえば

 

こういうシーンは、たとえば中国の天安門事件や香港の開放運動などの時にもそうだったし、なにも『取り締まる人間と一般国民』に限らず、軍隊に無理矢理招集された兵士も、たとえ最初は『嫌々ながら入隊させられた』としても、結局一度その中に入ってしまったら、それこそ『ドップリとその中に浸かってしまう』のは、誰もがみんな『心が弱いから逆らえずに嫌な仕事だと分かっていても渋々従って、そのうち慣れて平気になってしまう』のだろうと、こういう愚かな場面を見てると 彼らもつくづく哀れだなぁと感じずにはいられない。

 

哀れというか情けないというか

 

所詮は人類。所詮は人間という、只々愚かな種族の成せるワザだとしかいいようがないのだが。