つながる機能なんか 絶対いらない

 

IOT機能によってインターネットの世界と繋がる、一見便利だと錯覚してしまう家電が増えている。

 

一方、つい最近トヨタから『つながるクルマ』として『コネクテッドカー』の機能を標準装備した車が発売された。

 

LINEアプリを使って車と会話することが出来、ドライブ前に天気を確認したり、

事前に目的地の設定を行うことや情報を見ることが出来、車の故障や不具合が起きたときにオペレーターと繋がって相談したり、事故が起きたときには自動で通報する機能まで搭載されている。

 

しかもその機能は、今後発売されるすべての新型車に標準装備し、全てのトヨタ車を『コネクテッドカー』にする予定だという。

 

 

IOT家電でさえ、既に不要な機能

 

その昔、石油ファンヒーターに『おしゃべりお知らせ機能』が付いていて、「換気をして下さい。」とか「灯油を補充して下さい。」だのと、いちいち話しかけてくる機種を 最初のうちこそ面白がって使っていたが、だんだんうるさくなって捨ててしまった。

 

しかもその おしゃべり機能は、ブザーやチャイムに切り替えることも一切出来ずに、終いにはイライラして 結局買い替えた経験がある。

 

ブザーやチャイムでさえも うるさいというのに

 

今の家電の大半は、使う時の操作音も、終了時や何か間違った操作をした場合に鳴る音も全てが電子音で、こちらでもあちらでも、家中の家電からピッピ・ピッピとうるさくて仕方がない。

 

かろうじて洗濯機と食器洗浄機に限っては、『終了お知らせ音』のみは鳴らないように設定できるのだが、電源を入れたときやボタンを押す度に鳴らないように設定することは出来ない。

その他の電子レンジもオーブントースターも無煙ロースターも炊飯ジャーも、冷蔵庫やフライヤーやエアコンも温水洗浄便座まで、ありとあらゆる我が家にある家電は全てがどこかで『お知らせ音』が鳴り響く始末だ。

 

 

鳴らなく出来るのはオーディオ機器と スマホくらい

 

触る度にいちいちうるさくピッピピッピと鳴ってしまう操作音や、忌々しい着信音を完全に鳴らなく設定できるのはスマホくらいで、あとはスイッチを触っても いちいち操作音が鳴らずにおとなしく言うことを聞いてくれる機械は、オーディオ機器とテレビや録画用の機器とリモコンくらいしか無い。

 

 

Siriも要らないし、話す家電もいらない

 

スマホはAndroidだが音声検索機能も一切使わないし、この先何か家電製品を新しく買い替えるにしても、IOT家電や『おしゃべり機能』の搭載された機種は絶対に選ばない。

 

ましてクルマに『おしゃべり機能』も『IOT機能』も一切要らないし、もしもそれらがオプションではなく標準装備で、装着不要の選択肢が無いならば、そのメーカーのクルマは買わないということを選ぶしかなくなる。

 

だから近い将来、全ての車種が『コネクテッドカー』になってしまうトヨタ車は、今後の我が家の新車買い替え対象から除外されてしまうのは必須である。

 

現在まで何台ものトヨタ車を乗り継いできたが、悲しいことだが今後の我が家のマイカーは、トヨタ車以外から選ばなければならなくなるようだ。

 

だが、日本人お得意の『右へならえ精神』によって、今後近い将来 諸人こぞりてとばかりに、他社もIOTによってネットに繋がる邪魔くさい『余計なお世話のコネクテッド機能』を全車に搭載してしまう恐れが大きい。

 

だから今度新車に買い替えるのなら、余計なお世話で邪魔な機能が搭載されていない 今のうちしかチャンスが無いかもしれない。

 

メーカーの考えている『便利な機能』が、ユーザーが求めている機能だと勘違いして、全ての車種に『余計なお世話機能』を搭載したり、或いはそんな邪魔な機能を切断できないように強制搭載するのは、もういい加減にやめてほしいものだ。