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滋賀に戻ってすぐの週末、家人と車で仁和寺へ。家から1時間ほど。

近江大橋を渡りました。

近江ときくと近江大帝(天智天皇)を思い起こしてときめきます。最初のころはスーパーで普通に売ってる近江豚みただけでうっとりしていました。

 

逢坂の看板

ここが逢坂の関のあった逢坂!さすが京都。通りすがりも萌えます。

そばに蝉丸神社がありました。

百人一首「これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関」や枕草子にも三関の一つにあげられいます。

 

仁和寺の二王門

平安初期、宇多天皇が建立し、法皇として入寺なくなるまでここに住まわれました。それ以降江戸時代末期まで代々皇族が住職をつとめました。13あった宮門跡の一つ。

「とはずがたり」で”有明の月”とよばれ、後深草院二条との間に子をもうける後深草院の弟性助入道親王もこちらの御室。

京都市街から離れているので、後深草院の二条富小路御所(仙洞御所の南)や四条大宮にあった二条の住む乳母邸に通うのはさぞかし大変だったと思いました。

「源氏物語」で朱雀院が出家した後住まわれた西山なる御寺もこちら。

 

 

特別公開が目当てで予約しましたが必要ないほど人が少なかったです。

勅使門

本坊表門

御殿入口

御車寄せだったような形です。

勅使門の前から白書院を見たところ。南庭

宸殿

白書院

明治20年に辰殿が焼失し仮辰殿として建てられました。辰殿再建後は白書院とよばれているそうです。

白書院内部

襖絵は昭和12年福永晴帆画伯作の松を主題にした四季折々の景色

こちらで宮園苺さんの作品展開催中でした。

 

白書院から見た南庭。勅使門と仁王門が見えます。

雪で濡れていて南庭には入れませんでした。

 

美しい回廊

 

宸殿から見た白書院

紫宸殿と同じく庭に右近の橘、左近の桜があります。
階のある簀子縁の内側に蔀戸で仕切られた庇の間、寝殿造です。

妻戸

テンション上がります。

杉戸も美しい

宸殿北の北庭

辰殿は後水尾上皇の時代に御所を立て直した際に御所の古い御常御殿が移築されましたが、明治に焼失し立て直されました。
御所の紫宸殿と同じく檜皮葺の入母屋造り。
 

宸殿内部

三の間

内部は三室に分かれていて、襖絵や壁の絵は原在泉作で四季の風物、牡丹、雁など。

次の間

 

上段の間

 

満開の桜の咲く襖、有職文様の欄間も豪華

螺鈿細工がすごい。畳のヘリも繧繝錦。天皇、上皇、神仏前の半畳にしか使用できないものです。

北側

 

黒書院

正面三間、背面に三間まります。こちらは書院造。

 

奥に上段の間があります。

 

畳敷きの廊下

背の低い御室桜。つぼみが少し膨らんでいました。

参観コース3の光格天皇の茶室、飛濤亭から見た宸殿(茶室写真撮影不可)

五重の塔

中門

金堂

御所の本殿、紫宸殿を移築したもの。仁和寺の本尊があります。

妻戸

蔀戸

御影堂

弘法大師像、宇多法皇像、性信法親王像の安置されています。慶長年間の御所の清涼殿を移築したもの。

 

 

観音堂

 

1時間ほどで見学を終えたので車で5分ほどの金閣寺へ。

屋根の雪が少ししか残っていませんでした。

 

読んでくださりありがとうございました。