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サン・カルロ・アレ・クアトロ・フォンターネ教会はバルベリーニ宮のある交差点クワトロ・フォンターナにありボッロミーニの代表作でバロックの真珠と呼ばれています。
1634年35歳のボッロミーニが単独で受けた初めての作品。跣足三位一体修道会の聖堂、修道院、回廊を一括で設計しました。狭い土地ですがちゃんとドームも鐘楼もあります。
枢機卿フランチェスコ・バルベリーニの後援で建設がはじまりましたがすぐに亡くなり財政難でなかなか工事が進みませんでした。 四つ角に面したところにある噴水はボッロミーニの死後加えられたものです。
ファサードは1667年に彼の自殺で未完成のまま残されていますが全体は甥のベルナルド・ボッロミーニが完成させました。彼はここの地下聖堂に埋葬を希望しましたが叶えられませんでした。
凹凸を繰り返す激しいうねり。心を揺さぶられているように感じます。
バルコニーの上は聖カルロ・ボッローメオの肖像のメダルを支える2体の天使像のはずですが聖カルロが見えません。
戸口の上は中央聖カルロ・ボッローメオと2体の天使像。
平面図はWikipediaよりお借りしました
大きな楕円形と4つの小さな楕円形が組み合わさったプランで湾曲された壁面が大きな空間を生み出しています。
入口側
ニッチがたくさんあるけど彫像を置けなかったのかな?
主祭壇
楕円形のドームの内側は八角形、六角形、十字架を繰り返す幾何学的な漆喰装飾で上昇感を与えています。ランタン中央は三位一体のシンボル。
高いランタンと明り取りがあちこちにあります。フレスコ画はなく真っ白なスタッコなのでよく反射します。蚕の繭が光っているように感じました。
中もウネウネですが不思議と落ち着かない感じがしません。
主祭壇
エジプト逃避途上の休息
のどかな風景ですが天使が受難の印荊の冠と十字架を運んでいて怖いです。
礼拝堂横に八角形の回廊があります。
回廊は回りながら瞑想するところで修道院にとっては大切な場所だと学びました。
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楽しい週末をお過ごしくださいね