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写真を整理していてドーリア・パンフィーリ家の個人コレクションの凄さに気付きました。
ベラスケスの間
「イノケンティウス10世」ベラスケス
鋭い目つき。美化しすぎないで人間性を描くベラスケスらしい絵だと思いました。
「イノケンティウス10世」ベルニーニ
パンフィーリギャラリー(第3翼回廊)
「ナポリ総督夫人イザベラ・デ・レケゼンスの肖像」ラファエロもしくはジュリオ・ロマーノ
「エジプトへの逃避の風景」クロード・ロラン
「マグダラのマリア」ドメニコ・フェッティ
「若い女性の肖像」ラビニア・フォンタナ
「クジャクの物語アルゴスの目を取るユノ」オラツィオ・リミナルディ
アルゴスは全身に100の目をもつ巨人。ゼウスの妻ユノに言われてゼウスの愛人で牡牛に化けたイオを見張っていましたが、ゼウスの命令でヘルメスがアルゴスの頭を石でつぶしてイオを連れ戻しました。ユノはアルゴスを悼んでアルゴスの目をとって自分の飼っている孔雀の尾羽根につけました。
「エデン」ヤコポ・バッサーノ
「こうもりを持つ少年」トロフィム・ビゴ
画家の別名キャンドルマスター
「サテュロスと羊飼い」アンニバーレ・カラッチ
ギリシャ神話半人半獣のサテュロスが羊飼いに言い寄っています。
ここの美術館はアンニバーレ・カラッチとグエルチーノが多いなあと思いました。
「幼子を拝礼する聖母」グイド・レーニ
今回一番楽しみにしていたグイド・レーニ。
かってベラスケス「イノケンティウス10世」があった場所にあるスペイン画家によるコピー。
昔のまま周りに2枚のグエルチーノの聖人像があります。
「洗礼者ヨハネ」グエルチーノ
この旅で実物を見て一番いいなあと思った画家です。
逆にグイド・レーニは額縁に入っている絵はうーんとに思いましたが、天井画は右に出るものはいないのではないかと思いました。
知識がない私の個人的な感想です。
「聖アグネスの殉教」グエルチーノ
火刑に処されますが火が起こらず剣で殺されました。
「神秘の結婚アレクサンドリアの聖カタリナと聖キュリロス」ガロファロ(ベンヴェヌート・ティージ)
天でカタリナと結婚するイエス、聖母、キュリロス
「放蕩息子の帰還」グエルチーノ
お父さんの服の青色が印象的。ウルトラマリンかな。
「ホロネウスの頭を持つユディット」ジョバンニ・ジャコモ・セメンザ
「聖エウスタキウスの幻視」デューラー
ローマの将軍エウスタキウスは郊外に狩りに出かけた時にキリストによる幻視を見てキリスト教に改宗しハドリアヌス帝の命で火刑により殉死しました。
ドーリアギャラリー
「聖母子と動物たち」ブリューゲル(父)
「オリンピア・マイダルキーニ」アレッサンドロ・アルガルディ
なんとも意地の悪そうな品のないお顔。
アルガルディはイノケンティウス10世を自在に操るオリンピアをこころよく思ってなかったんだろうなと思いました。
読んでくださりありがとうございました
皆さまが心穏やかな1週間をお過ごしになりますように願っています