いつもつたない中国駐在おばちゃんブログをご訪問くださりありがとうございます
とても嬉しく思っています
まだローマです
JAL特定航空券利用のブリティッシュエアウェイズなので席があまりないのかもしれません。
ローマは中国の方が意外に少なくてあまりお見かけしませんでした。
春節のおやすみになって少し増えたかなと思うくらいです。
3回目が最後のヴァチカン美術館なので今まで見て良かった絵画館ピナコテカとラファエロの間を優先にしました。
最後も7:15の朝食つきチケットでした。
この日は40人ほどいました。
向かいのカフェで開館まで待ちます。
くどいですが5.5ユーロ高いです。715円
1月初めの1回目は真っ暗だった朝一が明るかったです。
2月になるとずいぶん違いますね。
絵画館ピナコテカ
右側にある本館?と離れてますよね。
絵画館手前を下るとカフェ。
8時前にカフェよりさらに下のトイレに行き準備しました。
警備員さんがトイレまで付いてきました。やっぱり見張ってたのですね。
上階に上がり
燭台の間→タペストリーの間→地図の間。
突き当たり手前の部屋を左に曲がるとラファエロの間ですがロープが張ってありました。
そこにいた人に聞くと
「開けるまであと15分あるからその階段降りてシスティーナ礼拝堂見てきたら?」と提案されました。
システィーナ礼拝堂に入ったら入口に戻ってしまうやんと思い、
「システィーナ礼拝堂見た後この階段で戻ってこれますか?」と聞いたらできるとのこと。
朝はこの突き当たりから階段降りたらシスティーナ礼拝堂に行けます。
10時過ぎにきたら手前にロープ張ってあり、システィーナ礼拝堂も一方通行で立ち止り禁止になっていました。
1回目に最後の審判、天井画の天地創造と預言者たち、壁のモーセとキリストの生涯をじっくり見たので満足です。
8:15に礼拝堂の入口から出て階段を登りラファエロの間入口で待ちました。
8:20
無原罪の御宿りの間を通り
ラファエロのスタンツェ
ボルゴ火災の間
ラファエロが下絵を描き弟子たちが仕上げたらしいです。
オスティアの戦い
シャルルマーニュ(カール大帝)授冠
署名の間
こちらはラファエロ自筆だそう。
アテナイの学堂
哲学者と科学者たち
モデルにミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ブラマンテなどもいますが、ラファエロ自身は誰にも扮さず画家としています。
聖体論議
聖人と神学者たち
天井の寓意像も豪華です。
ヘリオドスの間もラファエロ自筆。
ヘリオドス神殿追放
大祭司オニアスの祈りによりシリアの将軍がエルサレム神殿から追放されるのをなぜか輿に乗って見物ている教皇ユリウス2世
ボルセーナミサの奇跡
聖体のパンから血が出ています。
右で祈ってるユリウス2世とスイス人衛兵隊
注文主がちょくちょく登場しますね。
ラファエロのスタンツェ独り占めなんてさせてもらえるのは家人のおかげです。お土産買って帰ろう。
最速で入口に戻るべくきた道を戻り逆回りで歩いていいか聞いてから、
地図の間→タペストリーの間→燭台の間→階段で入口に戻りピナコテカへ。
入口のミケランジェロピエタのコピー
サン・ピエトロ大聖堂のは遠すぎてきつい近眼の私にはよく見えませんでした。
ラファエロをゆっくり見ました。
作者忘れましたが聖母被昇天
聖母が疑り深いトマスに腰ベルトを投げています。
1回目2回目に貸出中だった、
カラヴァッジョ「キリストの埋葬」がありました。
岩盤とキリストが画面から突き出て見えます。
ローマに来る前に予習した時はカラヴァッジョがあまり好きではありませんでしたが、この迫力に声も出ませんでした。
逆にグイド・レーニをすごく見たいと思っていましたが、絵によりますがうーんと思いました。
このマタイと天使は大好きです。
「絵に好き嫌いは存在しない、すぐれているかそうでないか」と習いましたが、
私には一生その境地には至らないとおもいました。
最近、昔ほど好きになれなくなっていたヴァン・ダイクのフランシスコ・ザビエル
ヴァン・ダイクにしては細かく描き込まれ、憂鬱感なく神への愛に溢れ高揚して涙目になっているザビエルさんなんてステキなの
オーディオガイドによると出来栄えが劣るのでほとんど弟子が描いたのだろうことです。
私は本当に絵を見る素質がないようです
ザビエルさんはイエズス会創始者の1人イグナチオ・デ・ロヨラと対になっています。
こちらの絵には愛を感じません
フラ・アンジェリコだったかな?「聖ニコラウスの生涯」
絵本みたいにストーリーが展開していきます。
生まれた時からたぐいまれなる徳を持っていた聖ニコラウス。
司祭の叔父さんに連れられ教会に従事します。
貧しい商人が娘を売らなければならないと聞き持参金になるくらいの金を窓から投げ入れ娘たちを救いました。
ピナコテカを2周して最後にルクレツィア・ボルジアを見て帰ろうと思いました。
中学生の時に読んだ確か塩野七生先生の「ルネサンスの女たち」の本の中にルクレツィア・ボルジアの肖像として見てから忘れられませんでした。
予習しててヴァチカンのフレスコだと知りました。
ラファエロのスタンツェの奥にあります。
アレクサンドリアの聖カタリナ
聖カタリナに扮するルクレツィアは本当に清楚な美人です。
ついでに兄チェーザレ・ボルジアさんも。
最近惣領冬実先生のコミック「チェーザレ 破壊の創造者」を読んで嫌いじゃなくなりました。
オーディオガイドによると近代芸術の展示室にするそうです。
窓もルネサンス期らしい豪華な装飾で
天井も
またシスティーナ礼拝堂を通り下階のキリスト教美術館を見ながら入口に戻る経路へ。
礼拝堂では「No photo,don’t stop」と警備員さんがずっと叫んでいました。
図書館の回廊大好きなのですが売店になってるのですね。
エルミタージュ美術館にあるラファエロの回廊のオリジナルも残念ながら非公開。
羊飼いがキリストご自身の姿に見えて立ち止りました。
読んでくださりありがとうございました
みなさまが心穏やかにお過ごしになりますように願っています