ヒット要因の解読その5(99のなみだ) | すべての道はマーケティングに通ず

ヒット要因の解読その5(99のなみだ)

明日は私塾の3回目。

私塾の課題をやっていたら思いの外、時間がかかってしまいこんな時間になってしまった。

5月21日日経産業新聞5面より「99のなみだ」についてヒット要因の解読をしてみたい。

「99のなみだ」はバンダイナムコゲームスが開発した6月発売のニンテンドーDSの新作ソフト。

まだ発売されていないのだが、ヒットしそうな感じがするので解読してみる。

99のなみだ
¥3,221
Amazon.co.jp



涙を流すことで心がすっきりするというカタルシス効果に着目。

映画を見るように感動的なストーリーを鑑賞できる。家族や恋愛、結婚、友情などがテーマの物語の中から一人ひとりの読み手に合わせて泣きやすい話を抽出していく「なみだのソムリエシステム」を搭載したのが特徴。

【形態】
見た目:ゲームソフト

ネーミング:99のなみだ

内容物:家族や恋愛、結婚、友情などがテーマの感動的な207の物語が収録。なみだのソムリエシステムをつかって99の話を体験し終わると残る108の物語が自由に読めるようになる

USP:なみだのソムリエシステム

【意味】
機能的ベネフィット:感動で泣くことが出来る

精神的ベネフィット:泣くことですっきり出来る

情緒的ベネフィット:きれいな心でいられる爽快感

ちなみにプロモーション戦略として、発売に先立つ4月5日に同名の書籍を発売。1600文字程度のゲーム用のショートストーリーを1万文字程度に書き直すなどして12編を収録したそう。これが10万部を突破するヒットになっている。

99のなみだ―涙がこころを癒す短篇小説集 (Linda BOOKS!)
¥600
Amazon.co.jp



またマスターのモデルになった片山氏の手がける東京ミッドタウンのレストラン「VINOTECA」にソフトを持って行くとグラスワインのサービスが受けられるのだとか。

RPGとかを終わりまでやると感動するが、感動そのものを売りにするのは新しい。

個人的には最大の特徴である「なみだのソムリエシステム」は早稲田大学との共同研究によるいわゆる産学連携というところに興味あり。

ただ私が興味あるのは大学の面白い技術シーズなのだが、今回の場合は開発者が先に発案したものを大学に持ち込んだ感じかな。