今回は、船橋新京成バスの設立20周年記念事業の一環として2023年8月に導入された、復刻カラーデザインの三菱ふそうエアロスター(ワンステップ車)を掲載します。
1302(習志野200 か1521)
形式:QKG-MP35FM 鎌ヶ谷営業所所属 撮影場所:船橋駅北口
新京成バス分社化前(新京成電鉄自動車部)の1970年代ごろから1988年までの導入車両に施され、「青バス」と呼ばれたカラーリングが令和に復活しました。このカラーは京成バスのカラーの赤帯と青帯を入れ替えたものですが、印象はだいぶ異なっています。
「青バス」全盛期の新京成バスでは富士重工業製5Eボディーが主流で、バンパー部分を銀色にして左右を黒くしたり、銀色のワイパーを装着したりするなど当時のイメージに近づけています。側面や後面の社名表記は「新京成バス」となっており、フォントも当時のものと同様です。また、車内も緑色の座席モケットや木製の板張りをイメージした床面など、こだわりの仕上がりになっています。また、導入後にナンバープレートが緑色のものに復元され、前面に「ワンマン」表示が設置されるなど、さらに往年の雰囲気に近づけられています。
このエアロスターは2013年式で、当初は「ふなばし森のシティ」シャトルバス専用車で車番は「1912」→「1943」でした。専用車は4台ありましたが現在は2台体制になっているようで、一般路線に転用されたこの車両が「青バス」復刻カラーに抜擢されました。
ちなみに、「青バス」カラーは2008年に松戸市内の一部路線が京成バスから松戸新京成バスへ移管されたことに伴い、京成バスから移籍したいすゞエルガミオの帯色を変更して一時的に(2016年まで)復活していたことがあります。