今回は、旧・茨城オートから引き継がれた自社発注車の日野ブルーリボンを掲載します。茨城オートは現在ではタクシー会社となっていますが、かつては路線バスを運営していました。茨城交通の系列ではありましたが、伝統的なベージュと赤色のカラーを採用し独自路線を歩んでいました。2010年にはバス事業が茨城交通に譲渡され、車両も茨城交通に引き継がれました。ここで掲載する車両は、しばらくは茨城オートが運営していた路線に使用されましたが、現在は特定輸送用となり一般路線には使用されていません。
71H(水戸22 あ1847)
形式:U-HT2MMAA 勝田営業所所属 撮影場所:ひたちなか市内(許可を得て撮影)
1995年式で、旧・茨城オートの車両では唯一となるU-代のブルーリボンです。当時の茨城交通と同じく前後扉仕様となっています。茨城オートの車両には「71H」のように独自の車番が設定されていました。
81H(水戸22 あ1938)
形式:KC-HT2MMCA 勝田営業所所属 撮影場所:ひたちなか市内(許可を得て撮影)
1996年式で、富士重工業製7Eボディーを架装した車両です。当時の茨城オートでは純正ボディーと並行して富士重工業製ボディーも導入していました。日野自動車製シャーシとの組み合わせは茨城県内ではかなり珍しく、全国的にも貴重な存在です。このほかに1998年式の「101H」号車(水戸22 あ2096)も在籍していましたが、こちらはすでに廃車されています。
82H(水戸22 あ1939)
形式:KC-HT2MMCA 勝田営業所所属 撮影場所:ひたちなか市内(許可を得て撮影)
1996年式で、7Eボディーと同時に導入された純正ボディーのブルーリボンです。
111H(水戸22 あ2184)
形式:KC-HT2MMCA 勝田営業所所属 撮影場所:ひたちなか市内(許可を得て撮影)
1999年式で、茨城オートが最後に導入したブルーリボンです。82H号車と同じく純正ボディーですが、黒色のサッシを採用しているため印象が異なっています。茨城オートの自社発注車は、1台ごとにバリエーション豊かで面白いです。