今年の夏も、あいつがやってきた
夜、子供の歯磨きをしようと手に2本、歯ブラシを持って寝室へ行くと
やつはいた
「ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!」
思わず私は叫んだ
しかし私はひるまない
子供たちを守らねば!!
「これ持ってて!」
私は娘に、歯ブラシ2本を渡した
私はあいつをつぶしにかかる
しかし、速すぎて目で追えない……!!
「え、どこどこ(・д・ = ・д・)」
やつを一瞬で見失い立ち尽くす私
「いた!!」
歯ブラシを持ちながら、やつを見つけて倒そうとする子供たち
その間、私はずっと「どこどこ(・д・ = ・д・)」
と言っている
やつを追いかける子供
子供を追いかける私
歯ブラシが邪魔そう
「貸して!」
戦力ゼロを悟り、娘から歯ブラシを受け取る
サッカーで言うと、ピンチになった同じチームの選手にボールをこちらへ蹴るよう知らせてピンチ切り抜ける、ナイスアシスト的な……?ぐだぐだな例え話
パチン、パチン!
子供たち「いた!」
私「どこどこ(・д・ = ・д・)」
パチン、パチン!
私「ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!いま耳元でー!!」
子供たち「いた!」
私「どこどこ(・д・ = ・д・)」
動体視力はどこへいった?
無力な自分に絶望感を抱き、おろおろしながら子供たちのあとを追い、ただ邪魔してるだけの状態になる
くっ、あのやろう蚊のやろう……
パチン!!
つ、ついに……!
娘が仕留めてくれた……!
こうして、私(戦力外)と子供たちと蚊の戦いは終わった
また蚊いつ(あいつ)に刺される時期がきてしまったのね(⊃∀⊂)