こんにちは、高橋尚美です。
私は、縫製工場に勤めています。
従業員は、私を含めて3人。
ほぼほぼ私しか縫わないので、サンプルの縫製や小ロットの量産品の生産をしています。
生産枚数の多いものは、提携している下請けの工場があるのでそちらにお願いしています。
このサンプルとゆうのは、いわゆる見本です。
このデザインのこのパターンをこの生地で作ったら実際どんな仕上がりになるか
を確認するために作るもの。
サンプルはひとつのデザインにひとつ作ればいいわけではありません。
段階的に、その都度サンプルを作ります。
|①ファーストサンプル|
名前の通り最初のサンプル。パターンがイメージ通りのラインに仕上がっているか確認するために作るもの。
ミリ単位で修正を繰り返し、セカンド、サードと続くこともある。
初期段階ではパターンのミスがあったり、量産には向かない仕様になっていたりすることもあるので、この段階でメーカーに要望を出すことがある。
|②展示会サンプル|
ファッションショーや展示会でディスプレイするためのもの。
どのサンプルも丁寧に作りますが、展示会サンプルは特に念には念を入れて作ります。
納期がぎちぎちで来ることが多い。
|③納前サンプル|
量産が決まった商品の、寸法や縫い代の始末、各所の仕様、全体のデザインの最終確認をするために作るもの。
量産を外注する場合、これを見本にするのできれいに縫うように心がけている。
|④抜き上げサンプル|
量産している商品の中からランダムに指定枚数を抜き出したもの。
仕様通りに縫えているか確認するためのもの。
こんな記事もかいてます。
一着の服が出来上がるまでに、実はこんなに多くの過程を経ています。
皆さんが来ている服も、多少の差こそあれ、多くの時間と人の手がかけられているんですよ!
その服、大事に着てあげてくださいね!
では、また~♪