年をとるにつれて 人の精神が取得するイメージを処理するスピードが遅くなり続けている 故に時間が経つのがだんだん早く感じられる これは老化による体の変化が原因だ 網のように張り巡らされた神経と脳の神経細胞は 成熟するにつれ規模と複雑さが増していく 電気信号はより長い経路を辿る 信号を辿るネットワークは 歳とともに複雑化しすぎていく上 信号が通る経路
が長く大きくなることで電気抵抗も増してゆく その結果人間は年齢を重ねるにつれ 処理できる新しいメンタルイメージがへっていく そもそも生まれて二秒の赤ちゃんにとっての1秒と生まれて100歳にとっての1秒というのは重みが違いすぎる 故に年をとればとるほど一秒あたりの重みが軽く感じられるゆえ ギュンギュン 時間経つのがはえーな となっていくのである