4月からあっと言う間に5ヶ月が経ち、僕の香里病院での勤務もあと1ヶ月になりました。



自分用に書くブログなので、僕が後で見返した時用に香里病院で達成したを書いておきます。



乳腺腫瘍エコーガイド下針生検
CVポート挿入・抜去
腹腔鏡下胆嚢摘出術
腹腔鏡下虫垂切除術
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術
マンモグラフィー読影認定合格
学会発表



こんなものでしょうか。



まあ、1番の達成事項としては、9時から17時まで働けるようになった事かもしれません。



研修医の時はかなりハイポな生き方だったのでね。



働く中で、なんだァ?てめェみたいな事もありましたが、
持ち前のご陽気さを発揮して、いつ何時もご機嫌に働けたことも、個人的には良かったかなと思っています。



ただ、普通に医師として働く中で、やはり優秀な人が集まってる職種ということもあり、



全体の中で見ると、自分はかなり拙劣な部類の医師なのかなと、数ヶ月働くと感じることが増えてきました。



そんな中で、「まあ社会の中で見たら医者をしてるだけで凄い事だし、自分は絵が天才だから、デザインの方が本業で、医者は副業と思えばこんなもんか〜」みたいに、考えるようになりました。



あと、「乳腺診療は奥深いし、勉強すればするほど興味が湧くから、仕事自体は面白いと感じれているので、労働者としてはかなり恵まれているのかな〜」とか思って最近は働いていました。



そんな中、香里病院での最後の1ヶ月が始まった日、一人の患者さんが附属から送られてきました。



その方は、僕が研修医の頃、滝井で僕がメインで受け持っていたステージ4(遠隔転移あり)の人でした。



滝井では、謎の発熱と炎症反応があって、コントロールに難渋したんですが、



色々試して、ご飯とかも頑張って食べてもらってるうちに状態が安定して、



附属病院へ抗がん剤治療を継続するために戻って行った方でした。



その方が、BSC(薬物療法を終了し緩和の治療に切り替えた状態)になり、

状態が悪くなってきて外来通院は危険なので、入院が必要になったものの附属病院は満床ということで、僕の働く香里病院に搬送されてきたわけです。



僕は担当ではなかったんですが、入院した翌日、その患者さんを尋ねてみました。



僕が受け持っていた頃とは別人のようにやせ細り、脳転移のせいで顔面神経麻痺も起こしていました。



会いに行き、「乳腺外科の川﨑です」と挨拶すると、




川﨑先生!おぼえてるよ〜、あの頃は研修医だったけど本当に乳腺外科の先生になったのね〜!

ここにいたのね〜会えて嬉しいわ〜

私はもうこんなんになっちゃった、頑張ったよ〜



と、話してくれました。
泣くかと思いました。



緩和の病院の受け入れが決まっており、転院までの数日ですが、僕が香里病院に居るタイミングで会えて良かったです。



僕は、



〇〇さんが附属病院で使っていたトロデルビっていう薬あるでしょ、

僕、あの薬の附属病院の治療データをまとめた発表を今年の学会でやったんですよ。

だから、データ収集のときに〇〇さんのカルテも見つけて、頑張っているのをカルテ越しに見てたんですよ。よく頑張りましたね。

実は今、その発表の内容を英語の論文にして発表しようという話になっていて、論文を書いているんですよ。

〇〇さんのこともデータとして世界に発表しますよ。



と、話しました。



かなり喜んでくれました。



〇〇さんに、「川﨑先生は絶対に立派な先生になる、私が保証する。」と手を握って言われてしまいましまた。



日々働く中で、立派になれないんだろうなと思うようになっていたのに、そんなことを言われると頑張らないといけないじゃないですか。



論文も、書くのめんどくせ〜と思っていたのに、「私が生きてるうちに完成させてね」とか言われたので頑張って書かないといけなくなくなっちゃいました。



困っちゃいますね。



さて。4月〜9月の半年間の香里病院での外科メインの出向が終われば、10月からは滝井に移動し乳腺外科に専念することになります。



〇〇さんを嘘つきにしないためにも、改めて気合を入れて、立派な医者を目指さないといけなくなりました。



このブログをいつか読み返した僕は、今より立派になれているんでしょうか。



乳腺診療の中でも薬物療法が面白いなと思っていて、薬物療法の論文とか読むのが好きで、僕もそういう論文が書きたいな思っていて、



入局したときの夢は、薬物療法について国際学会で発表することだったんですが、



〇〇さんと再会して、薬物療法を実臨床で上手くできる医者になりたいなという気持ちが強くなりました。



僕は個人的に、自分のことを、言語化が得意で、パワーを与える言葉を話すのが得意な方だと思っていて、占い師とかに向いてるタイプだとおもっているのですが、



折角、乳腺外科医になったので、エビデンスに基づいた言葉と特定行為で他人の寿命を伸ばす仕事ができます。



最新のエビデンスのある薬を上手く選んで、副作用のマネジメントをしたり、上手く励ましながら、1コースでも長く続けさせてあげれる医者になることも夢になりました。



10月から移動になる滝井には、僕を乳腺診療の道に引き込んだ木川先生がいます。木川先生はまさにそんなタイプの医者って感じがあります。



ガイドラインとかも作ってる偉い先生なんですが、患者さんの趣味とか大事にしてる事を覚えていたりして、雑談とかも交えながら爆速で外来を回して、世界水準の薬物療法を行っています。

あと手術もめっちゃ上手いです。



木川先生の元で10月から立派な医者目指して頑張ります。



そりでは!