「苦しかったときの話をしようか」の内容、感想を紹介していきます。

私はこの本を読んだのが2回目だったので、面白いと感じたところが初見の方と異なっているかもしれませんが

 

<h2>こんな人にオススメ
  • 就活生の方
  • 就活はまだだけど今のままだと不安な方
  • 王道のビジネス書(キャリア本)を読んでみたい方

著者について

著者の森岡毅さんはP&Gのマーケ出身でUSJの売り上げを爆上げしたことでも有名な方です。

初耳学にも出演されたことがあるので、見たことがある方も多いと思います。

 

 

 

こちらの動画で話されている内容も本書の内容とかなり被っています。

そのため一度動画を見て、面白そうだと思ったら本を読んでみるというのもありだと思います。

こんな本

実は本書は、森岡さんが、当時就活を控えていたお子さんに向けて書いた「就活の虎の巻」です。

「弱みを改善するよりも強みを磨け」というのが本書の軸となっている考え方です。

例えばナスビは立派なナスビになることはできますが、トマトやキュウリにはなることはできません。

このように自分の適性はコントロールできないのです。

そのため本書では自分の強みを理解して伸ばすことが大切だとしています。

ちなみにここで言う強みとは、他人と比較したとき強みではなく自分の中で比較したときの強みのことです。

本書では具体的な強みの見つけ方、見つけた後の自分のブランド設計などについても紹介されています。

個人的に印象的だった部分

2回目に読んでみて個人的に印象に残った部分は二つありました。

自分の弱みの部分は人に頼れ(p.279)

強みばかりをのばしていくと弱みも際立ってきます。

そこで必要になってくるのが、自分の弱みの部分を人に頼ることです。

そのためには自分の弱みを強みにしている人を見極める力(=周りを見る力)が必要です。

この力は本書で紹介されている”L”の力(リーダーシップ)です。

私はこの力は少ないですが、どの人間にもこの力は必要なんだと感じました。

すぐには変われないことを理解して変化する(p.286)

なかなか変われない自分にイライラした経験がある方は多いのではないでしょうか(私はよくあります笑)。

しかし実際は、すぐに変われることは少ないです。

「変わろう」と意識してもそれまでの習慣から、行動の変化までにタイムラグがあるからです。

少しでも変われたところがあるときに認めてあげられることで、気持ちも楽になれるのではないかと思いました。

感想

本書には他に、森岡さんのP&G時代の失敗談も描かれていました。

個人的に森岡さんは「成功者」というイメージがあったのですが、かなり大きな失敗や社内でのいじめを受けており、とても衝撃的でした。

また印象に残った部分が一度目に読んだときと違ったのも面白かったです。