落とす、置く、浮き上がらせる。
私はそんな台詞扱い方が出来る役者さんが好きです。
豊川悦司、中井貴一、堤真一、佐藤浩市。
好きな役者さん達はみんなそう言うお芝居をしてくれる。
昨日、その中に一人の役者の名前が加わりました。
松田龍平
台詞を浮き上がらせるお芝居をしてくれていました。
まるでそのひとが実在するかのような感覚。自然で異様。かなり衝撃的でした。
舟を編む、邦画らしい邦画だと思います。
アメリカにかぶれたようなSFや、最近何かにつけてやたら出てくる歴史物等何かに特化した映画でもなく、これといった大きな見せ場があるわけでもない。
心が落ち着く映画でした。
かなりオススメです。
おわり