学校のプール1980/8
中学生の夏休み
夜、学校のプールに忍び込んだのを思い出す。
エアコンもそれほど普及してなかった頃
よく友達と涼みに夜のプールへ行った。
僕ら以外誰もいない。
心臓の鼓動が伝わりそうなほど
静かで鏡のような水面。
警備員のおじさんが巡回してくるのは知っていた。
懐中電灯の灯りが見えた時、
50cmほどのホースをくわえ水に潜る。
3分が限界だ。息を吐くのは簡単だけど、吸うのはとても力がいる。
次に考えたのは、
バケツを逆さにして沈め、排水口に結んでバケツの中の空気を
ホースで吸う方法。これは吸うのは楽だが3分で息苦しくなる。
ある日、警備員のおじさんに見つかってしまった。
「夜のプールはだめだぞ、次ぎ来たら先生に報告だ」と注意されただけで
解放された。それ以来、僕らの納涼会は終わった。
しかし、プールの話が不良グループに伝わってしまい、
シャンプー、花火、酒、タバコ、結局、警察騒ぎになってしまったそうだ。
夏休みが終わると警備員のおじさんに会うことはなかった。
プールの件でクビになってしまったのだろうか?
今会って謝りたい。