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世の映画監督たちは
宇宙とか未来とかから
インスピレーションを得て
映画を作っているらしいという話を
目にしたことがありました。
私は
きっとそうなんだろうなと感じていて
だから
もしかしたらこれから世界は
この映画みたいに
なっていくのかもしれない
そう思いました。
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そう思ったときに
いろんな気持ちが出てきましたが
おそらくいちばん根っこにあったのは
「死にたくない」
という気持ちだったようです。
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私たちはみんな
いつか、かならず、
「死ぬ」
のだけれど。
だからその気持ちは
漠然とした
「死にたくない」
ではなくて
「今は」
「まだ」
「死にたくない」
なのだな、と知りました。
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それは同時に
「生きたい」
ということでもあると。
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突如リアルに
目の前に迫ってきた
「死ぬ」ということ
「生きる」ということ
自分の奥底にある
根源的な想い
そういう気持ちを
絶え間なく見つづけながら
同時につまらない日常を送ることは
なんというか
ものすごく体力を消耗するような
そんな感じがしました。
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だからもしかしたら私たちは
ふだんは「生」や「死」について
あんまり考えないように
できているのかもしれません。
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コロナウイルス登場の初期、
私があらためて気づかされたのは
「死にたくない」
「生きたい」
という
自分の命の声でした。
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その気持ちを
あらためて
しみじみと
くりかえしくりかえし
まっすぐに見る
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あの頃の私は
そんな風に
日々を過ごしていました。
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今日はそんなお話でした。
読んでくださってありがとう。
またここでお会いしましょう。
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