洋画専門チャンネル ザ・シネマにて試聴

1948製作とかなり古い映画ながら保存状態が良かったのか、かなり良質な画像

またこの時代まだ珍しかったであろうカラーも流麗だ

実際に起こった事件を基に作られた舞台劇を映画化したアパートの一室という空間のみの1セットもので
映画全体を1シーン1カットで見せているが実際はこの時期のフィルムは10分までしか連続して撮れず、どこかにつなぎ目があるはずだが、見当たらない
役者もスタッフも緊張の連続の撮影ではなかったろうか?

しかも映画は実際の時間と同時進行だ

ドアが開く一瞬で犯人がタイトルにもなってる凶器のロープを隠すシーンなど絶妙のタイミングで見せるが、あれも何回も撮り直しがあったんじゃなかろうか?

しかし
ヒッチコック作品としてはパンチが足りないし
意外性がない

主役が犯人であり、動機はわがままなだけで、スリルを味わいたいがためだけに自分と被害者に関わる人たちを死体のある部屋にパーティーに招く

狂ってる犯人に感情移入はムリだし
最後に探偵役となる犯人や被害者の恩師まで呼んだのが彼らの誤算となるのだが…

探偵役もまた弱く
探偵と犯人の息詰まるようなやりとりもない
ヒッチコックとしては物足りなさを感じたのが正直なところ

ハラハラドキドキがないのは寂しいやね

アパートの一室だけではヒッチコックの登場シーンも作れないしね(≧∇≦)

狭い空間だけでも見事なミステリーを作り上げた「裏窓」にはここから6年かかるんだと感じた次第でした