彼のお願いごとリストより、

①手繋ぎデート

②Tシャツカット

③ハイレグティーバッグ

④精液を飲む

⑤アナルに挿れる

を実行した。



デート自体も、彼のリクエストを聞いて

事前に調べて電話して道案内し、

スムーズなエスコートに努め、

彼のしたいことをちゃんとやり切った。



その上で、リストの五つを頑張った。

私、えらい!



ご機嫌な彼を見て、

彼に触れていると、

やっぱりだいすきだな、と思えて

ついつい甘やかしてしまう。



しっかりだいすきを分かち合って、

目を見て伝えた。





私、人の心がわからないって叱られて

1週間ずっと悲しかったんです。



こんなにあなたを思っていること、

伝わりましたか?



あなたが好きだから、

ここまで尽くしているのですよ。



そんな風に言わないで欲しいな。



と。




さて、どこまで伝わったかなぁ。

ささやかな私のお願いごと。

いつもいい子いい子してほしい。

頑張ってる、えらいねって言ってほしい。

私が父親から受け取れなかったのは

こんな風にわかりやすいよしよしだ。

年上の彼には、心の奥底で

幼い頃に父がしてくれなかった

甘やかしをしてほしいだけなのかもしれない。






昔の愛人にもらったネックレスを

こっそりつけて行ったのは

彼への反抗心の表れ。

ささやかな反逆を胸元に忍ばせて、

今日も一日が終わる。