最近回数を重ねてきたからか、

彼とのSEXが自然体になってきた。



彼のはほどよいサイズと硬さで、

ありがたいくらいに自分も潤うみたいで、

挿入の痛みは全くなく過ごしている。

角度によって圧がかかることはあるが

それでも過去の人とのときのような

苦しさは感じられない。



いくっていうのは相変わらずわからないが

中もちゃんと気持ちいい感じはして、

愛撫されるとすぐに挿れてほしくなる。

挿入してもらうときは腰が浮いて、

彼の腰に足を絡みつけて早く早くと

身体が勝手に迎えに行ってしまう。



焦らないで、ゆっくりね。

と馴染ませていく彼を見上げながら、

嗚呼と切ない声が漏れる。



なかなか行けなかった彼。

汗だくになって腰を振って、

それでも中では達することができず、

私にローターを渡してよがらせて、

それを見て自分でしごいて行く日もあった。



私が気持ちよくなるのが見たい、

私が気持ちよくならないと自分も気持ちよくなれない、と言う。



性癖とか年齢とかのせいで

上のようなことをするのでは、

と思うこともあった。



しかし、

有名性ブロガーさんが、

SEXはエネルギーの交換だから、

女性が気持ちよくなることが大切で、

女性の快楽を通してしか男性は快楽を得られない、

と力説しているのを思い出し、

彼はそんなの読まなくても、

もしかして経験的にそれを知って

言葉にしてくれているのかも、と驚いた。



話は冒頭に戻る。

それまでは緊張や、

少しでも綺麗な姿を見せたいと、

声や表情や身体のラインなど

意識しながらSEXしていたのだが、

次第に自分の快に集中できつつあり、

そうなると急に彼が中でいけるようになった。



達するまでの時間も短くなり、

火がつくのではないかと思うほどに腰を振って

滝のような汗を流す必要もなくなった。



だからと言って物足りないわけでもない。

道具に頼ることなく、

SだのMだのこだわることもなく、

自然に気持ちよく、

ただただ包み込むようなSEX。



なんか、今日、中がいつもより気持ちよかったかも。

と伝えると、

気持ちいいの、わかったよ。

だからすぐいけたよ。

と彼。



口にしなくても私の気持ちいいは

お見通しらしい。



私の快が伝わると、彼の快は高まり、

安心していけるらしい。



なんと不思議なことがあるものよ。

ナチュラルに、好きを交わし合うSEXは

こうも自然体だなんて、

この年まで知らなかった。



ずーっと相手にどう見られるかばかり考えて

頭でSEXしてきたんだな、私。



いろんなプレイは嫌いじゃないけど、

ナチュラルなSEXもだいすきよ。