私がするのを見たいと言うだけでなく、
自分のおしっこを飲んでほしいという彼。
昭和の昔、セルフで飲む健康法が
いっとき取沙汰されたのを、
幼いころにテレビで見て
びっくりした記憶がかすかにあるが、
まして他人のそれを飲むなんて、
なかなかにカオスである。
そういう世界があることは、
ネット時代の今、
いろいろ好奇心から知ってはいたし、
見たいと言われたあたりから、
もしかしてこうなるのではないかと
ちょっと覚悟はしていた。
にしても、だ。
飲むのはやはりキツイ。
好きなひとのであっても、
味とにおいがシンプルにキツイ。
精液もそうだけど、
魚の内臓と同じで、
生き物の体内にあるものは
基本的に生臭くて当たり前なのだ。
口に含むくらいならいいよ、
と受け止めた私は偉いと思う。
含んだ時点である程度は
飲んでしまっているわけだが、
かれは精液くらいの量、
つまりスプーンいっぱいくらいは
きちんとごっくんしてほしいのだろう。
塩味と苦味があって、
口に含むくらいは平気だが、
飲んだら100%吐く自信があったので、
今回は飲まずに口から出させてもらった。
吐いてもいいなら飲むけど、
吐いたあとセックスなんて
互いに萎えてしまってできなくなると
思うんだわ。
私はたくさんくっつく方を選びたいので、
やはり飲むのは難しいな。。。。
自分の体から出るものを
全て飲んでほしい、
というのが彼の願いのようだ。
それを素直に言えるということは
信頼の証だと思う。
自分の全てを受け入れてほしい、
愛してほしい、
普通受け入れ難い願いだからこそ、
君には受け入れてほしい、
そんな切実な願いを感じる。
性癖とはまた違うように思う。
それで興奮しているようには見えない。
精液を飲んだときは
とても嬉しそうで、
愛情の増幅が手に取るようにわかった。
まるで100点をとったことを
親に言って褒められて
嬉しそうにする子どものようだった。
丸ごと愛して?
全部愛して?
好きなら何でもできるよね?
その表現のひとつが
精飲であり飲尿のようである。