脱走!! | ラスくんとわるいひつじのブログ and nico・・・

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将来りっぱな牧羊犬になる?までの
ラフコリーのラスくんの奮闘日記と、
わるいひつじの雑記。
そして3年後、妹分ニコが満を持して登場!
更に3年後、ニコのママであるフジコ女史登場!

 

お散歩から戻ると、
しばしお庭で過ごします。
(時間がある場合ですが。)
ラスくんはもっぱら

竜のひげのベッドで休憩。

 



さて唐突ですが、
今からひつじと一緒に

サツマイモのパウンドケーキつくるの、
お手伝いしてくれるひといますか~(^O^)/


はーい

ななちゃ手伝いまーす





                         マジ

マジよ。

だって、なな、女の子だもん





ラスくんはねぇ・・・、





おそとで哲学するでつよ

 

 



・・・というわけで、
ななちゃんは私とケーキ作り、
ラスくんはお庭で哲学していたのです。

 

 

 





ところが、
しばらくして、

ばあばが血相変えて

飛んできました。
ワンコがいないんじゃないか、

と言って・・・。

私の母は、

なにかと動揺してしまうひとなので、(;^_^A
例えば父が倒れたというような

緊急事態が目の前で起こったとしても、
私は母に対して、

スローテンポでわざとのんびりと話すよう

心がけています。
とにかく母には

できるだけ落ち着いていてもらわないと、
なにかとややこしいので。(^▽^;)

で、
早くも慌てふためいている様子だったことと、
普段からこういうふうに

慌てて尋ねてくることが

結構何度もあることから、
「だいじょうぶよ~。ななちゃんおるよ~」と、

いつものように返しました。
「その子と違うほうの子はもうひとりは」 と、母。

「ラスくんはお外におるよ~
門扉閉めてるからだいじょうぶ~
と、またもやのんびり答えていました。


でも、よくよく話を聞いていると、
(そしてラスクの気配がないことから!)、
だんだんと・・・、
話が繋がってきました。


自転車で出かけていた父が

少し前に帰宅し、
そのときからどうやら門扉を

開け放したままにしていたらしい・・・
そして母が今、

開いている門扉に気づいたと、
・・・どうもそういうことらしい。
 






ヤバー・・・ハッ

その瞬間、

血の気がひきました。





母には、
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」

と、つくり笑顔を見せながら
リード握って家の外へ駆け出しました。
青いゴミ収集車が走りすぎて・・・。
車、ラスク・・・

ついつい嫌な想像をしてしまう私。
ラスク、車に轢かれんといて!!ハッ
家の周りは田んぼが多いけれど、
広い道に出れば車は多い。
大きい道路には出ていませんように!!

膝の痛い母も、

私の後ろを追ってきます。
「お母さん、足痛いやろ~。

家におってくれていいよ~。
私ひとりで大丈夫やから~。」と
なるべく余裕有りげに声をかけつつ・・・・、
でも、本音は余裕ゼロ

母が足手まとい~~Y(>_<、)Y

周りを見回して、
とにかくラスクの影を必死で捜す。

停車しながら進むゴミ収集車が、
私の視界の一部を遮って、
その先が見えないことで

とても不安が募る。
ゴミ収集車の向こうの

見えないところにいるような気がしてならない。
見えない間に、

取り戻せないどこか遠くに

行ってしまうんじゃないか。
母も、

家に戻ろうとしないし諦めない。
四方八方に向かって

ラスクを呼ぶ母。
「ボクぅ~~おいでぇ~ボクゥ~」 

(←母、真剣ですから

「お母さん、まだ見つけるまで呼ばんといて。
いきなり飛び出してきて車にぶつかったら困るから。」

母は、瞬時に納得してくれた。
(あとから考えると何かと今日の母はスゴイ。)


それから程なく母が
「あそこで動いたの、あの子かも!」


母が指さすほうを見ても、
私には何も動いているモノは見えなかったの。
どこって聞いたら
その方向にヨレヨレになって走りながら、

(ヨレヨレなのは足が痛いため)

「棒みたいなのがあるところ」って、母。
棒みたいなの、って何のこと
電信柱のことかな。案外手前の電信柱それとも遙か向こうの

母の指さすほうに向かって、
ちょうど、収集車が進んで行く道を、
まるでその収集車を追うような格好で
駆け出す私と母。

そして駆け出して僅かな距離で、
母、転倒。

スローモーションで、
母、コケました。(><;)
膝が痛くて、その上サンダル履きだった母。
全身でコケました。

素晴らしかったのは、
ちゃんと両手を地面について、
自分の身体を守れたことです。
本当に、これは褒めてあげたいです。おぉ!
綺麗な、
腕立て伏せの、伏せのポーズで手を着いていました。
腕立て伏せと違って、
足も腹も胸も全身が地面に着いてはいましたけど。(-"-;A

ひとことも痛いと言わずに、
「サンダルだからこうなっちゃった。私のことは大丈夫やから、
早く、あの子を見に行ってみて。あっちよ、あの辺り。」

本当なら、母に手を貸し一度家に戻るべきだけれど・・・、
母よ、ここでちょっとだけ待ってて。
・・・・先にラスク捕まえてくる





・・・・・・・・ヽ(;´Д`)ノ





・・・・・・エ!びっくりびっくりびっくり





・・・・・・・・





結局・・・、

母が指さした方向にラスクはいました、
道の向こうの田んぼの向こうの

新築のおうちのお庭に入って
見学していたラスクを発見。


見えるところから呼ぶと、
振り向いたラスク。
私のところに喜んで駆けてきたよ。
よかったぁ・・・泣き1

本当に、
どれだけホッとしたことか・・・






ただいまでつ



なんともないって言っていたけど、
ばあばのお膝は、

血がにじんでいたよ。
ばあばにありがとうって、
ラスクも言わなくちゃね。
 


たいそうお疲れのようで、
間もなくバタンキュー。
どんな冒険してきたのかな。

 

 







 

 

 

無事でいてくれてありがとう。