自分にないものを持っているからこそ、その人に惹かれ、足りない部分をフォローし合いながら一緒に生活を築いていきたいと願う気持ちが大切です。
したがって、パートナーが「自分と同じようにできない」のは、当たり前。
「稼ぎの多く“ない”夫」「気が利か“ない”妻」「手伝ってくれ“ない”夫」「かわいげの“ない”妻」……というように、パートナーの「ない」部分を数え上げてもきりがありません。
そこに注目していると、相手の悪いところしか目につかなくなってしまいます。すると、普段の生活の中でも「お金が“ない”」「部屋数が“ない”」など、同じように「ない部分」ばかりが気になり、結婚生活が楽しくなくなってしまうでしょう。
「ない部分」を数える前に、意識してパートナーの「ある部分」に注目しましょう。「稼ぎの多く“ない”夫」は、だからこそ「マイルドな夫」でいてくれるかもしれませんし、「気が利か“ない”妻」はだからこそ「大らかな妻」でいてくれるのかもしれません。
「手伝ってくれ“ない”夫」はその分「仕事を頑張ってくれる夫」なのかもしれませんし、「かわいげの“ない”妻」は「頼りがいのある妻」と言えるかもしれません。このように「ある部分」に注目すれば、相手の短所が長所に変わります。
私は、妻に心の安心といういちばん大切なものを毎日もらっていますのでいつも心の中に「ありがとう」という言葉が湧き出てきます。
相手に対する印象も、考え方一つです。
「(勉強や仕事が)デキる、デキない」「かわいい、かわいくない」「明るい、暗い」「(自慢できるものを)持っている、持っていない」というように、人は何かと「評価の目」で他者を見てしまうものです。
同じ目でパートナーを見ると、相手への見方が厳しくなりますし、「相手からも同じ目で見られているのではないか」というプレッシャーも感じるようになってしまいます。
社会のなかでは、こうした評価の目にさらされて生きねばならないものですが、けっして同じ目線を家庭の中に向けないことです。