嫌な水虫について!
 
春になると今までおとなしかった水虫が活発になります。
今の内から予防と対策をこうじておけば万全です。
 
よく水虫菌といいますが、そんな菌はありません。

水虫を作る菌はカビの一種の白癬菌です
 
足の水虫は医学的には足癬菌といい、白癬菌が足の皮膚の角質層に住みついた状態をいいます。

白癬菌が住みつく角質層は、皮膚の一番表面の厚い層のことで、ここにケラチンというたんぱく質があります。

白癬菌は角質層を分解する酵素を分泌します。
 
 
水虫の皮膚がポロポロ剥がれるのは、この酵素のせいです。

この酵素の分泌は、白癬菌にとって食料調達の活動となります。
というのは、白癬菌は角質層のケラチンを栄養にしてサバイバルするのです。

角質層を分解する酵素は、いわば米や麦の種まきのようなもので、その収穫が角質層のケラチンというわけです。

つまり水虫は、白癬菌の家と畑を兼ねているようなものです。

人間の皮膚がご馳走なんて、かなりの悪食だと思いますが、 珍味のキャビヤやフォアグラを食べる人間を白癬菌は「なんたる悪食!」とあきれているかもしれません。

水虫は靴がもたらした文明病です。

朝の通勤から靴をはき、5時を過ぎても残業をし、その後、飲みに行くという生活も靴と長時間コミュニケーションすることになり、 水虫との腐れ縁が切れなくなっています。
水虫を病んでいる人は多いですが、水虫に長期患者に増えているのは爪癬菌、つまり爪の水虫です。

水虫は市販薬で治療している人が多くて正確な患者数はつかみにくいですが、水虫患者のうち、 半分から三分の一は爪まで水虫になっていると推測されます。

爪が水虫になると、白濁し、爪がついている皮膚と爪が厚くなります。

やがて爪はデコボコになって欠けてきます。

こうなるとゴミや土、細菌が侵入し、爪が黒ずんできます。

抵抗力の弱い高齢者は、欠けた爪から侵入した菌に感染しやすく鳴ります。

皮膚だけでなく爪まで水虫になるなんて、と驚かれるかもしれませんが、爪はもともと角質層が変化したもので、 白癬菌が畑を拡張しても不思議はありません。

また、かゆい水虫をかいた指の爪に白癬菌が入り込むこともあります。

固い爪の中にいる白癬菌は、皮膚の水虫と違って塗り薬では退治できません。それは、薬が爪まで浸透しないからです。

したがって本当は、飲み薬の抗生物質で治すしかありません。

つまり、市販薬を自分でシコシコ塗って治すというわけにはいかず、専門医にかかる必要があります。

皮膚の水虫も爪の水虫も、治すにはとにかく根気がいります。

夏が終わって見た目には治ったと思って薬をやめると、暖かい春風が吹くころになると再発します。

この繰り返しで水虫を長期化させ、爪まで水虫になり人が多いのです。

治ったと思っても薬をやめず、再発してないことを確かめるまで、毎日毎日、薬を続けることが大切です。

最大の特効薬は、一に根気、二に根気、三に根気、三、四も根気です。