生命エネルギーの根幹 土壌を見直そう!(前編)
欧米人、日本人よりもずっと前から、動物性食物をとり続けてきました。
それなのに、日本人ほど極端に腸内のバランスを崩す人はいません。
理由として考えられるのは、長い間の食文化の違いがあげられると思います。
欧米人は、何百年にもわたって肉食を続けてきたのに対して、日本人は肉食を食べ始めたのは、明治になってからですのでわずか150年足らずです。
それまで、日本人は、穀物と野菜中心の食事を続けてきたので体の大きさからすると、欧米人の1.2倍も腸が長いことをご存知でしたか?
腸が長いぶん、食べたものが排出されるまでの時間も当然長くなりますので肉食が腸に与える影響はかなり大きいものとなります。
もう一つは、土壌です。 中国の言葉に「身土不二」とあります。これは、人間の体と土壌は切っても切れない関係があるという意味です。
いまでこそ世界中の食べ物を自宅にいながらにして食べられるようになりましたが、その土地で出来た作物をその土地に住む人が食べるというのが食の基本であったはずです。
ですから、土地の状態によって、おのずとそこに住む人の健康状態も変わってきます。
テレビ等でしか見たことがありませんが、海外の野菜は、日本と比較して何でも大きいですよね。 これは、品種が違う訳ではないのです。
実は、日本の野菜の種をアメリカに持っていって撒くと、日本で育てるよりずっと大きな野菜が出来るのです。
これは、アメリカの土壌には、カルシウムやミネラル、ビタミンなどが日本の土壌より遥かに多いことによっておこります。
例えば、ほうれん草に含まれるカルシウムの量もアメリカで育てると3~5倍になりますし、ブロッコリーのカルシウム含有量は、アメリカでは、100g中178mgなのに対して日本では、100g中で57mgしかとれないというデーターがあります。
つまり、アメリカ人が肉食をしても日本人ほど悪影響を受けないのは、こうした豊かな土壌で育った野菜をたべているため、酸性に傾きがちな体のPHバランスをある程度中和することが出来るからだと考えられます。
昔は、アメリカ人と日本人では、極端な体格差がありました。最近では相当その差は縮まってきています。これは、まさに日本人が欧米化を真似したことによるものです。
肉、牛乳、チーズ、バターなどを多用した食文化により体格が似てきました。
ところが、欧米人の真似をしても出来ないことが土壌の違いです。
土壌の良質の差は、そこに生息する昆虫や微生物や小動物の数で決まります。
そもそも、火山列島である日本の土壌は、火山灰が多いため、土壌菌となる餌となるものが少ないのです。
日本は、土壌が豊かでなかったから穀物や野菜では、補えなかったものを近海の魚や海藻類をとりバランスをとっていたのです。
今はどうでしょう? 後編に続きます!