アメリカでは国民の大多数がイラク攻撃に賛成している、と聞いて
この前までTVで見たニューヨークその他アメリカ国内で行われた反戦デモ
の姿っていったいなんだったの?と思った。もちろん今でも「イラク攻撃反対
」の声をあげている人達はいる。ホワイトハウスの前で叫んでもブッシュに
の耳に届く事はない、と昨日のTVで誰かが言っていた。
 そしてさっきの映像でブッシュが何万人もの兵士やその家族が待ち受ける
軍のキャンプ地?らしきところに専用ヘリで派手に登場し士気高揚の為の
演説をおっぱじめた。何か一言いうたびに地鳴りのような歓声がひびく。

 大義なき戦争、ネオコンサバティブ、フセイン政権崩壊、あれから毎日
いろんな評論家のいろんな言葉がとびかっている。
でも耳には入らない。どんな言葉もこじつけともいえる戦争理由も
人命の重さの前でなんの意味があるのだろう。
「戦争とはそういうもの」と言い放った人間は映像の中の傷ついて死んで
いくイラクの一般市民や幼い子供達に自分の家族の姿を重ねる事は決して
しないのだろう。
「フセインによって作られた憎しみ怒りの社会からイラク国民を救う為に
この戦争を始めた」ってアメリカは言ったらしいですが、だいたいこんなひ
どい事されてアメリカに感謝するイラク国民がいるか、このバカチンが。
と、日本の一OLは考えるのであります。

 そして、かつて私を迎えてくれて貴重な時間をくれた西海岸のホストファ
ミリーがブッシュに反応して歓声をあげてないことを信じたいし、何より
daddyがこの戦争に参加していない事を祈りたい。

アメリカの言う「戦争による犠牲」の「犠牲」って何の為の犠牲なのか、
その答えには一生かかっても納得できそうにはありません。