謎の人種・アラバマのガンおじさん生態図鑑

~銃と共に生き、銃と語る、銃を超越した男たち~


ここアラバマ州。
星の数ほどの銃が眠るこの地に、ひときわ異彩を放つ存在がいる。
彼らは店にも山にもガソリンスタンドにもいる。
そう、それが――

**ガンおじさん(Gun Ojisan)**だ。

日本の文化人類学者が聞いたら卒倒しそうな肩書きだが、こちらではひとつの文化圏として立派に成立している。

彼らは早朝のガソスタに現れ、日曜には教会のあとそのままガンショーに向かい、マクドナルドでは「ARのバレルはな…」と語り始める。まるで生きた武器系ポッドキャスト
そんな彼らの世界を、冷静なようでちょっとツッコミ強めに観察していこう。


■ 服装とアイテム:全ては腰のホルスターから始まる

ガンおじさんの服装には明確なルールがある。

【ガンおじ三種の神器】

  1. Mossy Oak(カモ柄)のキャップ
     → 迷彩の面積が多いほどランクが高い。

  2. NRA(全米ライフル協会)ロゴ入りTシャツ
     → 襟元のヨレ具合が経験年数の証明。

  3. 腰のホルスター
     → 何も入ってなくても魂がこもってる。もちろん実弾入りならなお神々しい。

また、ポケットの中には大体**.22LRの弾**が5発くらい転がってる。理由は「人生いつ何があるか分からんからな」とのこと。


■ 会話スタイルと口癖:フルオートの語り口

ガンおじさんはとにかく語る。
銃について話し始めた瞬間から、フルオートトークモードに突入。
以下、よくある台詞集。

  • 「この子(銃)には名前がある。ルーシーって呼んでる」

  • 「政府が何を言おうが、ワシのM1ガーランドが全てや」

  • 「9mmはお子様ランチ、やっぱり.45ACPじゃなきゃなぁ!」

  • 「銃は家族より信用できる」

なお、会話の8割が弾の種類と口径の話で、残り2割が地元の鹿がどれだけ図々しいかの話。
鹿との戦いが人生のテーマのようだ。


■ 生態分類:ガンおじさんは一枚岩にあらず!

ガンおじさんにもバリエーションがある。ひとくちに“ガンおじ”と呼んでは失礼なのだ。

【タイプA】家系銃オタ型

  • 祖父の代から同じレミントンを受け継いでいる

  • 「家系ラーメン」ならぬ「家系ガン」

【タイプB】カスタム沼型

  • 自分でARを5回バラしては組み直してる

  • レイルとトリガーとバレルにしか興味ない

  • 玄関の傘立てが全部ストック

【タイプC】陰謀論型

  • 「政府はチップを埋めようとしてるから銃が必要」

  • 「ケムトレイルは我々を弱体化させてる」

  • 銃とアルミホイルの消費量が異常

【タイプD】山の哲学者型

  • 一人で山にこもって野営してる

  • 熊を追い払った話をやたら自慢する

  • 話し方が禅問答みたいになる


■ なぜ彼らは銃を愛するのか?

これは冗談抜きに真面目な話だ。
ガンおじさんの根っこにあるのは、「自分の身は自分で守る」という信念だ。
政府への不信感、自己責任文化、そして生き残りの知恵。
それが銃というアイテムに込められている。

「俺は法律も守る。けど自分の家に入ってきたやつは…後悔するだろうな」
そう言いながら、彼は笑った。
その目は、実にまっすぐだった。


■ 結論:ガンおじさんはアラバマの守護者

彼らはちょっと癖がある。
でも、どこか憎めない。
話してると、「あぁこの人は本気で自分の暮らしと家族を守りたいんだな」って伝わってくる。

だから、アラバマに来たらぜひ一度、ガンおじさんと話してみてほしい。
最初は銃の話しかしてくれないけど、気づいたら人生の話になってるから。