　今年に入ってから、ポートフォリオの評価額は若干のマイナスぐらいです。主力のロードスターキャピタルの株価が冴えないのがほぼその要因です。とりあえず、日々ポートフォリオの銘柄はチェックしていますが、評価額の上げ下げには一喜一憂しないようになっています。長期投資家として少し成長しているのかもしれません。

　今年は少しキャッシュポジションを減らして、株を積極的に買っていって株式の保有を高めたいと思っているので、株価の下落は歓迎ですが、できればドカンと下がったほうがわかりやすいので、それを期待しています。むしろ下落しないほうが困ります。

　４月はロードスターキャピタルを何度か買い増ししました。ポートフォリオ全体からみるとなかなかの比率になってきています。

　４月は、村上春樹さんの長編が出版されたので購入しました。大学生のころ、彼の作品を何度も読み返すほど熱心に読んでいたので、そのころを思い返しながら読みました。いろいろな思いが混ざるので簡単に感想は書けないですが、なんとなく小説家としての終わりかたを意識している部分を感じました。

　話は少し変わりますが、村上春樹さんの作品で特に好きなものは、子供から大人になる頃を描いた作品です。そのころの孤独感や焦燥感や迷いなどの心の動きを描いた作品は、ちょうど自分が抱いていたものと重なる部分があったので、本当に心に沁みました。

　ゴールデンウィークは家族を連れて、都内に遊びに行きました。二人姉妹ですが、長女は自分と、次女は妻とで別行動をとりました。長女と妻はぶつかることが多々あるので、そのほうが気楽に楽しめるだろうということです。自分と二人行動だった長女は中学校２年生で多感な時期なので、渋谷や新大久保など、若者が集まるところに行きたかったらしく、実際行けば目を輝かせてはしゃいでいました。地方のマンネリ化した生活から比べれば相当刺激的だろうと思います。自分の中学校２年生の時を思い返せば、見る世界がいっきに広がっていく年頃だったと思うし、東京の街にあこがれる気持ちもわかるので、彼女の気持ちの高揚を後ろで見ていて微笑ましい気持ちになりました。彼女の後ろを歩きながら、このさき１０年ぐらい、彼女はいろんなことにぶつかって、どんなことを感じて生きていくのかを考えるとちょっと感慨深い思いがしました。それと同時に、この先新しい世界がある彼女とそんなに新しい世界がない自分がそこにいて、けっこうな時間が経ったんだなとも思いました。

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４月とGW家族旅行と