僕も還暦までカウントダウンなジジイですが、ひたすら復活の呪文を叩き続けた一人です。初代からずっとやってますが、大ヒットというより社会現象の一つだし、未だに衰えをしらない、まさにレジェンドな物語でもある。
すべての要素が素晴らしい。キャラもネーミングも音楽も会話も、何といってもストーリー作家さんは天才だ。「勇者ロトの伝説シリーズ」を初代から、三作目からは行列に並んで買った世代なら、僕と同じ５０歳代なのは間違いないはず。堀井雄二万歳！
まぁ、ゲームの世界観そしてゲームの進行に合わせた配置やストーリーの展開的に現実や史実とは大きく異なる部分も大きいっちゃ大きいんですけどね。にしても冒険心をくすぐり続け、期待と不安を煽って夢中にさせるのは、よくよく各国の神話を熟知して仕上げているからこそのなせる技術でもある。アリアハンから始まるのもアーリア人の当時の世界観っぽいし、社会科や地理、世界史で聞いたような見たような＿そんなワクワク感も覚えがあるはず。
さて。
ラスボスは竜王や竜の女王、または竜王の子孫ですよね。彼も真実を知っているのかもしれません。竜王がＤＮＡ操作できるマッドサイエンティストなんだから、確かにキメラなバケモノはいくらでも出てくる。そこも真実だろう。果たして本当にキメラじゃない地球上の生物は人類以外に目を向けたら…わかんねぇ。
え？そそ、言いたいことはロトについてで間違いないです（笑）前回の続き。
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"洞窟の中の ロトと娘たち" （ヘンドリック・ホルツィウス作） |
新約聖書：ユダの手紙：第7節；
とある。「天使たち」とは当然ながら地上に降りた者達、この頃は人類も神になりたい、なれんじゃね？ 天にも昇れるんじゃね？ 手が届くとこまで来てんじゃね？ 的な考えも広まっていた。天使と聞けば白く美しい羽の生えた、と思うかもしれないが、ちょっとデカい外国人的なノリもあっただろう。そう、エンキもエンリルも他人のことを言えた義理ぢゃない。おまいらが人間の娘たちに手あたり次第手を出したからノアやアマテラスが生まれてんだろ、ということ。
旧約聖書：エゼキエル書：第16章にロト、ソドムとゴモラは出てくるのでコーランでもこの教えはある。ただ、ロトの提案とは、
「私にはまだ嫁がせていない娘が二人おります。↑皆さんにその娘たちを差し出しますから、好きなようにしてください。」
と、泊まる場所を提供してくれた家に町中から人が集まって来て「よそ者であるロトたち」を追い出そうとしたときに言うのだが、ここではあえて「同性間の性行為」を批難したいがためのキリスト教カトリック派の改ざんがあったのでは？とも思える。まぁ解釈論争はしたくないのでこれ以上突っ込みませんけど。そう、神々は人類がちゃんと生殖してくれて食用の子供が必要だっただけのこと。畜産でもし家畜が子供や卵を産まなくなって同性愛になったらブチ切れるだろ？、ということでしょう。
ロトの言動は確かに問題ありそうでしょ？ そこがポイントでもある。ここでアマテラスが助けに来る。
創世記18章：第16節から33節；
聖書では既に名を変えたアブラハム（アマテラス）。そして天（宇宙船）にいることになっていてソドムとゴモラに制裁を下すべきか行ってくる、と言われ、甥っ子ロトのピンチを知る。ロトがいるはずの街で一緒にエンリルによって成敗されてしまう、と。そこでアブラハムはエンリルと交渉をする。－交渉省略－ 最終的に「もし正しい者が10人いたら」というエンリルの約束を取り付けて（街は見捨てて）ロトを救出。そしてソドムとゴモラは焼き尽くされたのだ。この話しも長いし有名なのだが、ここでのやりとりや不浄についての話しなんかも含んでる。そこで出てくるのが「塩」だ。
塩を撒くとか塩を盛る、戸口に置く、葬式帰りは＿なんて言いますよね。ここから不浄を祓う塩伝説が始まる。エンキだけに（爆）。塩の語りは長いので割愛、カトリック系の大学に行ってれば誰でも知ってるはず。日本文化ぢゃないよ、塩は。
炎ですべてを消滅するのに飽き足らず塩をテンコ盛りにされたら…そりゃ死海になっちゃうよね。
そろそろ日本へ帰ろうか。
いや、まだバベルの塔があったか（笑）
またぬ～ん（^-^ ）/
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